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社会 2012年04月16日 11時00分
まるで普天間基地!? 世界最大の魚河岸築地市場移転抗争のウラ
東京・築地魚河岸の移転問題が、まるで「普天間基地」の様相を呈してきた。 そもそもの発端は、移転予定先(東京・豊洲)の東京ガス工場跡地から、発がん性物質などの土壌汚染が見つかったことに始まる。 火に油を注いだのが、ここでも当時の鳩山内閣だった。 「移転に傾いていた流れは、2009年7月の都議選で民主党が大勝してから一転。その後の総選挙でも民主党が圧勝し、当時の赤松農水相が『安全を確認しない限り移転を認可することはありえない』と語って振り出しに戻った。それが、引退するはずだった石原都知事が再選されたことで再び移転派が息を吹き返し、その後に丁々発止があって、ついに3月29日の本会議で移転関連費用を盛り込んだ2012年度予算案が賛成多数で可決されました」(都議会担当記者) これで勝負あったというわけでもない。市場内約750の仲卸業者でつくる東京魚市場卸協同組合(東卸)が、これまた賛成派と反対派の間でつばぜり合いを演じているからだ。 東卸の山崎治雄理事長は移転には断固反対の立場で、東京都を相手に戦っている「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄(汚染証拠隠滅)差し止め訴訟」の原告団代表を務めている。つまり、都議会と現場の間でねじれてしまっているのである。 さらに混迷を深めているのが“破綻問題”だ。 「東卸もバブルに踊り、多額の負債を抱えて債務超過に陥った。そこで持ち出されたのが賛成派主導の『特定調停』です。結果、東卸は金融機関から約17億円の債務免除を受けている。現実には築地移転を強硬に迫る“石原利権”にありつこうという勢力が、反対派の横っ面を札束で引っ叩いて有利に運ぼうとしたのが真相です」(都議会関係者) 一方、市場そのものの存在意義が問われている現実を指摘する声もある。 「大手小売店は、既に産地との直接取引に変えています。日本の魚食文化を支えてきた市場や仲買いは、淘汰されていく趨勢です」(大手小売店関係者) 「築地」は、名実ともに消え行く運命なのか。
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スポーツ 2012年04月16日 11時00分
大阪場所奮闘が追い風 立浪親方の一門離脱で勢力増す貴乃花親方
史上最多となる6人目の大関鶴竜が誕生。優勝決定戦にもつれ込んだ春場所は大盛況のうちに幕を閉じた。この15日間で大いに株をあげたベスト3をあげれば、逆転で2場所ぶり22回目の優勝をした横綱白鵬(27)、惜しくも初の賜杯は逃したが、大関昇進を決めた関脇鶴竜(26)、それに春場所担当部長の貴乃花親方(39)に尽きる。 とりわけ、縁の下の力持ち役の貴乃花親方の奮闘ぶりは二重丸。「15日間、オール満員を目指す」という就任時の公約は達成できなかったものの、大入り9回というのは2年前に北の湖理事長が担当部長だったときの8回を上回る。 この大活躍が、こちらの背中も押したのに違いない。春場所前、貴乃花グループの貴乃花部屋や阿武松部屋、大嶽部屋の力士を招いて一緒に稽古するなど、一門離れの動きを見せていた立浪親方(43=元小結旭豊)が、4月中にも正式に立浪一門から離脱することがこのほど明らかになったのだ。 「立浪親方は前回の理事選で一門の意向に反して貴乃花親方に1票を投じた裏切り者とみられていたんですが、春場所中に開かれた一門会で、今回も一門が推した友綱親方(元関脇魁輝)ではなく、他の親方、つまり貴乃花親方に投票したことを認めたんです。このため、前回の大島親方(元大関旭国)に引き続き、友綱親方が1票差で落選。委員に降格して、この春場所は冷たい風が吹きこむ正面玄関で入場券のモギリをしていました。一門の恨みは深く、離脱は当然の流れだったんですが、立浪親方も残留する気はさらさらなかったようです」(一門関係者) 「立浪」は一門の冠にもなっている由緒ある名跡だけに、「他の名跡と交換し、それは置いていけ」という話も出たが、立浪親方にその気はなく、立浪一門は「伊勢ケ浜一門」に改称する意向だという。立浪親方は一門を出たあと、晴れて貴乃花グループに合流する予定。もう逃げ隠れする必要はなくなったのだ。 「7人の小グループの貴乃花グループとしても大歓迎ですよ。これで8人となり、もう無視できない存在になる。他にもグループ入りする親方は出てきそうで、貴乃花親方の存在感は増す一方です」(担当記者) 貴乃花親方が得た大阪土産はデカい。
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レジャー 2012年04月16日 10時10分
【皐月賞】ゴールド 直線内を突いて“金”
競馬の牡馬3冠の第一関門「皐月賞」(GI・芝2000メートル、15日中山・18頭)は、道中最後方を進んだ単勝4番人気のゴールドシップ(内田 博幸騎手)が最後の直線で馬場の中央から鋭く抜け出すと、2着ワールドエース(福永 祐一騎手)に2馬身半差を付けて圧勝。共同通信杯に続き重賞2連勝で“1冠”を獲得した。3着ディープブリランテ(岩田 康誠騎手)。勝ちタイムは2分1秒3。単勝1番人気のグランデッツア(M、デムーロ騎手)は5着に終わった。 ゴールドシップは父ステイゴールド、母ポイントフラッグの牡3歳馬(芦毛)。馬主は小林 英一氏。戦績=6戦4勝。主な勝ち鞍=重賞2勝目。内田騎手、須貝 尚介調教師は皐月賞初勝利。「配当」単勝(14)710円複勝(14)210円(9)160円(6)200円ワイド(9)(14)500円(6)(14)700円(6)(9)460円枠連(5)(7)890円馬連(9)(14)1220円馬単(14)(9)3190円3連複(6)(9)(14)2050円3連単(14)(9)(6)1万2620円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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芸能 2012年04月15日 14時00分
第二のトシちゃんか 赤西仁厳罰凱旋ツアー中止の裏にジャニーズ事務所社長交代
ジャニーズ事務所の次期社長が、ジャニー喜多川社長の姪でメリー喜多川副社長の一人娘である藤島ジュリー景子氏に決定したという情報が流れている。 「登記はまだのようですが、3月初旬に麻布十番の高級中華料理屋でジュリー氏が主宰するマスコミ接待の席が開かれました。あれが“新女帝”誕生のお披露目のようなものです」(大手プロ幹部) ジャニーズは、ジャニー社長と姉のメリー副社長の二人三脚で築き挙げたプロダクションだが、2人ともすでに80歳を過ぎる高齢だけに、以前から次の後継者が注目されていた。 「ジュリーがジャニーズに入社したことで彼女が後継者と言われていたんですが、その後、SMAPを育てたチーフマネジャーの飯島三智女史が、マネジメント力だけでなくプロデュース力でも高く評価され、無視できない存在となったんです」(同) ジュリー氏と飯島女史の2人に絞られた後継者争い。しかし、'09年に草なぎ剛が起こした“泥酔全裸事件”で飯島女史の監督不行き届きが指摘されミソをつけてしまった。 「その後“SMAP神話”も崩壊、その間にジュリー氏がマネジメントした『嵐』が大ブレイクした。これで“次期社長はジュリー氏に決定した”と言われていました」(テレビ関係者) そして、この社長交代の影響は、早くも所属タレントの扱いにも出始めているという。 「黒木メイサ(23)と“できちゃった婚”した赤西仁(27)に厳罰処分を下したのは、赤西を切るためと言われているんです」(同) ジャニーズは黒木との結婚事後報告が「社会人として礼儀に逸した行為」として、4月から予定していた赤西の国内ツアーの中止を決定するという厳罰処分を発表している。業界関係者からは、この動きが「以前に田原俊彦が芸能界を追放されたパターンとよく似てる」との声も上がっている。 「田原は'93年、溺愛されていたジャニー社長に相談もなく結婚。ジャニーズはその年に予定されていた田原の全国ツアーの中止を決定しています。赤西も、デビュー当時からジュリー氏に可愛がられていた。しかし全米進出でやっと形がついたというのに“デキ婚”ですからね。社長の座を狙っていたジュリー氏にはお荷物でしかなくなったんです」(レコード会社幹部) 赤西の今後が注目される。
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芸能 2012年04月15日 14時00分
テレ朝が通販のシンボル・地井武男と訣別した理由
テレビ朝日がついに地井武男と訣別した。 病気療養中の地井が看板として活躍してきた『ちい散歩』(テレビ朝日系)が5月4日で打ち切られることになったのだ。 地井は1月末「目が見えにくい」と訴え、都内の病院に入院。一時的に症状は回復したが心臓に疾患が見つかった。放置すれば、心不全を発症する可能性があると診断されたのだ。3月末に退院したが目下自宅療養中で、いつ復帰できるかわからない状況である。 テレ朝の早河洋社長は当初「打ち切りはまったく考えていない」と発言。3月と4月は過去の放送分を再編集して乗り切ってきたが、ついに地井での継続を断念した格好である。 テレ朝が決断した理由はなにか。 「2つあります。まず地井の病状がいつ回復するかわからない点がある。女性週刊誌にリハビリの様子が隠し撮りされていたが、痛々しかった。それとテレ朝の通販が、かなり落ち込んでいる点も理由のひとつでしょう。通販部門は12年3月期で60〜70億程度で、前期比3割ダウン。トップは日テレで、『家政婦のミタ』効果もあり100億円の大台を突破しそうな勢いです。テレ朝としてはいつまでも待てない、早く後任を決め、立て直しが急がれているのです」(テレ朝関係者) 散歩するだけの番組で好視聴率を取り、おまけに自分が番組内で使用してきたショルダーバッグをヒットさせた実績をもつ地井。それだけに、後任選びはかなり難しいだろう。
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その他 2012年04月15日 12時00分
本好きオヤジの幸せ本棚
◎オヤジ人生にプラス1のこの1冊 『粘膜戦士』 飴村 行/角川ホラー文庫 620円 誰も他人の空想の自由を奪う権利は持っていない。空想にふけり過ぎて、仕事をサボりがちになれば周りが迷惑するかもしれないけれど、そうでなければ余暇のひとときに頭の中であれやこれや思い巡らすのは本当に個々人の自由だ。そして往々にして私たちは、実際にやったらきっと恥ずかしいだろう行為、とんでもなく残虐で救いのない場面を夢見がちである。 本書の作者は1969年生まれで、現在エンターテインメント小説の分野でかなり注目されている書き手だ。2008年に『粘膜人間』で日本ホラー小説大賞長編賞を得てデビュー。わずか2年後に『粘膜蜥蜴』で日本推理作家協会賞を獲得したのだった。タイトルからわかる通りこの作者は〈粘膜〉シリーズなるものを書き続けている。グロテスクでエロティック、恐怖と官能の世界で読者の脳髄を刺激する。しかも笑いの要素も加味されている。気持ち悪いはずなのに病み付きになってしまう不思議な魅力をどの作品も持っているのだ。 本書はシリーズ初の短編集だ。収められている5つの物語すべてが第二次大戦下を時代背景にしている。凶暴な将校から部下が理不尽な命令を受け続ける「鉄血」、半端ではない拷問が変態妄想と結び付く「極光」…こんな世界を楽しめるとは、やはり自分は日頃からおかしな空想をしているなと気付いてしまう戦慄の作品集だ。(中辻理夫/文芸評論家)◎ゆくりなき雑誌との出会いこそ幸せなり 3月30日にセ・パ両リーグ同時開幕となったプロ野球。思えば昨年の今頃は、震災によりパ・リーグは早々に開幕延期を決定。対して節電中にもかかわらず、一足早く煌々と照明をともしてドームでの試合を主張したのが、かの読売巨人軍。そして今年は、例の裏金問題だ。 その巨人のオフィシャル雑誌ともいえるのが『月刊ジャイアンツ』(報知新聞社/500円)。創刊37年目。球団オフィシャル誌は阪神や中日、ソフトバンクにもあるが、歴史は最も古い。 内容は注目選手の対談やインタビュー、今季に懸ける意気込みなど。新人・若手など巨人の生え抜き選手を主に取り上げ、FA組に(少なくとも最新号では)触れていないところに、逆に巨人らしからぬ違和感を覚える。 巻中に挟まれたピンナップ・ポスターは、裏金問題の渦中にいる高橋由伸。表紙に印刷された『開幕2012躍動せよ!G戦士』というキャッチが、今年に限ってはイヤに白々しく聞こえてしまう。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表) ※「ゆくりなき」…「思いがけない」の意◎気になる新刊 『優香グラビア』(講談社・2940円、等身大ポスター付き特装版3675円) 優香が三十路の美熟女だということを堪能できる写真集。同時発売の「優香ボディー」(1500円)は優香式ダイエットの公式本で、こちらはプロポーションの変化を拝むことが可能。特装版のポスターは、何と水着がほどけるそうだ!
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芸能 2012年04月15日 11時45分
芸能ポロリニュース PART8「SDN卒業の大堀、狙いは『アイドリング!!!』?」
●SDN卒業の大堀、狙いは「アイドリング!!!」? 7日、3月末のコンサートでSDN48を卒業し4月からソロで活動を始めたタレントの大堀恵が都内でイメージDVD発売記念イベントを開催。AKB48のころは恋愛禁止で、SDNでもファンのことが頭をよぎり恋愛することができなかったと報告し、今後の恋愛は? の質問に、うふふな笑顔を見せた。 その大堀なのだが、会見の中で、「キスというのはあいさつ」と語ったという。大堀いわく、「キスというのはあいさつなので。ただ、AKB、SDNを卒業して、芸能界という世界にポンと入ったときに、他の皆様に、この子なんだと思われてしまうので、今、キスは封印」とか。しかし、続けて「仲良くなったら…、昨日もあの、アイドリング!!!のまいぽるちゃん(=遠藤舞)とお友達になって、もうちょっと、お近づきになれたら…」と、再び、うふふな笑顔を見せたとか。 大堀がキス魔になって、遠藤を襲う? ●「平清盛」視聴率アップに、伊東四朗復活を提案 今年75歳を迎える伊東四朗が7日、2時間番組のラジオ生放送風景を公開し、記者会見を開いた。生放送終了直後の会見にもかかわらず、伊東は、「彼女が小学6年生のころからいっしょに仕事をしている」という小林幸子について、メールで連絡を取り合う仲というが、報道されている“お家騒動”に関しては連絡がなく、「ちょっと心配なんですけど」「まだ話をする段階ではないのかなと思います」などと語るなど、いっこうに疲れを見せない様子で、しまいには報道陣を気遣い、「みなさんたいへんでしたね。2時間、いらっしゃるとは思わなかったので。ごくろうさまです」とねぎらいの言葉をかけたという。 伊東四朗といえば、放送中の大河ドラマ「平清盛」で、松山ケンイチ演じる清盛の実の父親・白河法皇を熱演した。現在は、「平清盛」では白河法皇の死後が舞台となっているが、「平清盛」の視聴率が低迷し、大河ファンの心の中には、いまだ伊東四朗の強烈なインパクトが残っているという。 「平清盛」視聴率アップの切り札として、“実は白河法皇は生きていた”という設定を導入し、ますます元気な伊東四朗を復活させるのはどうだろうか。 役柄は、「NEO白河法皇」あたりで。●R-1でブレイクのスギちゃん、お花見でも大活躍? 9日、一人芸日本一を決定する「R-1ぐらんぷり」で準優勝し、「ワイルドだろ〜」のネタでブレイクしたお笑い芸人の「スギちゃん」が映画のPRイベントに登場。しかし、映画の内容にちなんでワニが運ばれてくると、「足が震えてきたぜ〜」とへっぴり腰を見せ、会場を湧かせた。 そのスギちゃんなのだが、なんと、イベント以外にも、あちこちのお花見の席に出没し、「ワイルドだろ〜」のネタを披露しているというのだ。 都心では、7日(土)8日(日)の連休に桜が満開を迎え、晴天の下、名所が花見客で埋め尽くされた。R-1では、スギちゃんは、コーラのペットボトルを手に持ち「ワイルドだろ〜」のきめぜりふを口にするネタを披露したが、あちこちの花見の席で、シャツを肩までまくった“即席スギちゃん”が立ちあがって、お酒を手に持ち、「ワイルドだろ〜、これ飲むぜ〜」と叫んでいたとか。 お酒は、自己責任で。
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社会 2012年04月15日 11時00分
“嫌われ者”野村ホールディングス「消滅」秒読み(2)
ただでさえ野村ホールディングス(HD)と傘下の野村證券は、オリンパス、AIJ投資顧問など、OBの救い難いマネースキャンダルで世間から白い目で見られている。そこへインサイダーの追い打ちで厳罰を与えられれば信用失墜を招き、業績不振の泥沼にはまる。 「その場合、米格付け会社のムーディーズは躊躇することなく野村をジャンク債に格下げする。野村HDの古賀信行会長、渡部賢一グループCEOなどが恐れるシナリオです」と、前置きして野村ウオッチャーが喝破する。 「去年の11月、ムーディーズは野村が海外事業の収益悪化から7〜9月決算で最終赤字(460億円)に陥ったのを見届けると、格付けを引き下げの方向で見直すと発表した。その直後に英フィナンシャル・タイムズが『傘下の野村不動産と野村総合研究所を売却するのではないか』と“フライング報道”したこともあって、野村がキャッシュ不足で悲鳴を上げているとの憶測が広まった。まさにそれを追認するかのように、ムーディーズが3月16日、野村HDの格付けを投資適格の最低水準まで引き下げた。増資インサイダー摘発の前だったおかげか、ジャンク債の烙印を押されなかったのは不幸中の幸いといえますが、もしもそうなったら国際的にも信用は地に堕ち、野垂れ死にが現実味を増してきます」 かつては証券界のガリバーとして君臨した野村HDが、いまや存亡の危機に直面しているのだ。 「野村の屋台骨が怪しくなってきたのはリーマンの欧州とアジア部門を買収するなど、身にあまる投資にのめり込んだことが大きい。今さら元に戻れず、といってこのままでは立ち行かなくなる。だからこそ金融庁はメガバンクの傘下に入るよう水面下でプッシュしている。実際、野村首脳がメガバンク首脳と密かに接触した姿が目撃されています。その後、どこまで交渉が進んだかは明らかになっていませんが、増資インサイダー摘発を機に金融庁が野村に決断を迫っている、とのアングラ情報が飛び交っています」(金融情報筋) とはいえ、野村にも意地がある。だからこそ金融庁が描くシナリオに反発し、単独での生き残りを模索しているとの見立ても一部にある。これまではHDと傘下の野村證券はトップが兼務してきたが、4月からはHDと実働部隊である証券のトップを別にしたのが好例だ。しかし、野村ウオッチャーは冷ややかに言う。 「金融庁と監視委は表裏一体で野村包囲網を敷いている。メガバンクを駆け込み寺にさせる方針を決めている以上、最後のあがきを認めているだけでしょう」 見えてきた野村の命運は、果てしなく暗い。
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スポーツ 2012年04月15日 11時00分
色街は閑古鳥だった大阪場所
八百長問題で2年ぶりの開催となった大阪場所は、横綱白鵬が優勝決定戦で関脇鶴竜を下し22度目の優勝。鶴竜もその奮闘ぶりで大関昇進を果たすなど、一応は盛り上がりを見せる場所となった。しかし場所中、大阪の色街の方は“春は大阪場所から”とはいかなかったようだ。 「一昨年までの場所中は、北新地や宗右衛門町をタニマチと歩く力士の姿が夜ごと見られたものです。彼らは遊びっぷりも豪快だけに、不景気に苦しむ夜の街にとっては救いの神のような存在でした」(地元紙記者) しかし、今年の大阪場所中は、取り組みの後に外出する力士の姿がめっきり減ったのだという。 「久しぶりやのに誰も来てくれなかったんですよ。人の目があるのはわかるけど、顔出すぐらいはしてくれると思ってたのに」 と嘆くのは、北新地のクラブのママ。場所そのものが中止になった去年はともかく、今回も姿を見かけないというのはどういうわけか。佐渡ヶ嶽部屋のある後援者はこう語る。 「(八百長がらみで)まだみそぎが済んでいないというので、力士には禁足令が出ていました。(大阪場所担当の)貴乃花親方の指示が行き届いていて、パーティー以外の外出については、私らが誘っても断ってましたよ。泣きそうな声でね(笑)」 外出禁止にガッカリしたのは“大阪最後の色街”飛田新地も同様だ。 「お相撲さんは金離れがよくて、遊び方も大きな体を気にしてはんのか無茶せえへんから、ここらでは良いお客さん。ただ今年は2月に『お世話になります』のメールが来たのに、3月になったら謝りのメッセージが入っとった。ホンマに残念やわ」(従業員) 大阪場所が本当の活気を取り戻すのは、来年以降ということか。
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芸能 2012年04月14日 17時59分
週刊裏読み芸能ニュース 特別編 4月8日から4月14日の小林幸子ニュース
「週刊新潮」(新潮社)の先週発売号で明らかになった演歌歌手・小林幸子が個人事務所「幸子プロモーション」の関根良江社長と女性の専務を3月末で解任していた騒動が芸能ニュースの主役に躍り出た。決着はまだまだ先になりそうだが、今週の関連報道をまとめた。(元社長が騒動発覚後文書で初めて“反論”) 小林は7日にファクスでマスコミ各社に「真実と異なる報道になるのが悲しくてここにファクスさせて頂きます」とコメント。さらに、小林の弁護士は経営方針の違いから女性社長らが退職の意向を示したとし、慰労金を提示したものの女性社長らが応じなかったため解任したと、騒動の経緯を説明していた。 それに対し、関根元社長は9日、マスコミ各社にファクスを送り「怒りより悲しみで一杯」などと文面に怒りをにじませ、小林サイドから提案された支払い方法は2分割で、関根氏が小林にとって何らかのネガティブな情報を週刊誌などに流す心配が解消された時期に、再び支払うというものだったことを暴露した。 「小林サイドには芸能界の実力者がついているため、芸能界の流れは関根氏より。その証拠に、小林と親交がある北島三郎も、NHK・紅白歌合戦で長年にわたって小林と豪華衣装対決していた美川憲一もメディアを通して和解を勧告していた」(音楽関係者)(騒動で結婚の際についた“ウソ”がバレた小林) 新情報がない他のメディアをよそにスクープを連発しているのが一部スポーツ紙だが、同紙が小林と、小林を30年以上サポートし一身同体とも言われていた関根氏の確執の発端について、小林と昨年11月に結婚した医療関連会社社長の林明夫氏の不倫関係にあったと報じた。 林氏といえば、結婚後、小林のマネジメントに介入しようとしたために、関根氏の解任騒動に発展したとされているが、同紙などによると、小林と林氏は01年11月15日から交際し、交際開始10周年の昨年11月15日の入籍したというのだ。ところが、小林は昨年の結婚報告会見などで、林氏が前妻と離婚した翌年05年から交際したことを明かしていた。 「お家騒動に不倫疑惑、NHKはスキャンダルを毛嫌いするから、現時点で小林の紅白出場は厳しい。おまけに、豪華衣装について仕切っていた関根氏もいなくなったとあれば、もはや絶望的。関根氏と和解しなければ紅白出場はないだろう」(音楽関係者) ちなみに、関根氏に豪華衣装のコストカットを迫ったとされている林氏だが、情報番組に出演した林氏のビジネスパートナーによると、京都・祇園で1本10万円は下らない高級ワインをポンポン空ける羽振りの良さだとか。 「衣装代がかかっても、小林は紅白後の公演でその衣装の披露を目玉に集客。衣装代ぐらいは軽く稼ぎ出してしまうことを林氏は計算に入れていないはずはないが…」(同)