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レジャー 2012年09月17日 12時22分
【ドラマティックレビュー:ローズS】3歳牝馬トップツーの決着はまだ終わらない
前哨戦とはいえ、ジェンティルドンナがこうも簡単に勝ってしまうのならば、やはり牝馬クラシック3冠は堅いのか。蓋を開けてみれば単勝人気通りの着順、3連単の的中オッズは8倍と当てるのも容易いレースとなったローズS。秋華賞もジェンティルドンナから狙えばまず問題なさそうな走りであった。早くも秋華賞の馬券を獲るのは簡単だと思ったファンも多いだろう。一方、ジェンティルドンナ以外の3歳牝馬は厳しい戦いを強いられそうだ。今回のローズSはジェンティルドンナ封じとして有効かもしれない先行策をジェンティルドンナ自らが見せ完勝したからである。好位からの競馬もできるとなると、他馬が秋華賞を獲ることができる唯一の策を封じられてしまったことを意味する。 名牝ブエナビスタも秋華賞では、先に進出を始めたレッドディザイアにわずかな差で負け(走行妨害により結果3着)、次走のエリザベス女王杯では逃げ馬に穴を開けられ3着という例もあった。同様にジェンティルドンナを封じるにはジェンティルドンナよりも前の位置からの競馬しかない。しかし、秋華賞を前に早くも自らが先行し他馬を寄せ付けない走りを披露されては、他馬にもう手立てはないのかもしれない。 しかし、不気味なのは対ジェンティルドンナで3戦連続2着となっているヴィルシーナ。これまでとは違い、今回はジェンティルドンナより後ろの位置に付けていた。もしかしたら対抗できる唯一の策を隠したのではないかと勘ぐってしまう。「あくまで前哨戦」という意識が強かったのはジェンティルドンナよりヴィルシーナか。 ジェンティルドンナとの真っ向勝負では敵わないということが今回証明された。しかし、これまでの通りジェンティルドンナより前に付けたらどうだろう。レッドディザイアのようにヴィルシーナが秋華賞で一矢報いる可能性もあるはずだ。〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。応援宜しくお願いします! Twitterで競馬ネタをつぶやいているのでチェックして頂けたら嬉しいです! アカウントは「@minoru1202」
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その他 2012年09月17日 12時00分
突如の放送休止で浮上する 日テレ“大家族番組”ヤラセ発覚疑惑
9月17日に放送が予定されていた日本テレビの高視聴率番組『大家族スペシャル』シリーズが突如中止になっていた。 「番組関係者は理由について、箝口令が敷かれているみたいで沈黙しています。他局の“大家族シリーズ”では家族側から“ヤラセ”が暴露されていますからね。日テレでも“ヤラセ演出”が発覚したのではという疑惑が流れています」(日本テレビ関係者) 大家族スペシャルは各民放テレビ局で不定期放送されている人気ドキュメンタリー番組。 「'97年から放送されているのが日テレの『7男2女11人の大家族 石田さんチが大騒ぎシリーズ』。常時18%以上の視聴率を記録しています。それに続くのがテレビ朝日の『痛快!ビッグダディ』。これも15%以上をマークしています」(テレビ関係者) 日テレの“石田さんチ”は家族が高齢化したため、今年から“和田サンち”にバトンタッチしたばかり。 「今年1月27日に『和田サンち泣き虫チビッコたちが大暴れスペシャル』として放送。ナレーションは『家政婦のミタ』でブレイクした本田望結が務めたんです」(番組スタッフ) その“和田サンち”第2弾が9月17日に放送される予定だったのだ。 「フジテレビの大家族シリーズも、家族側から“ヤラセ”をバラされているんです。以前、『世界びっくり人間!ニッポン(珍)滞在記』で熊本県在住・Kさんの13人家族と中国雑伎団の17歳少女の交流を紹介した。その後、番組スタッフが忘れた台本をKさんが見つけ“演出は初めから決まっていた”と暴露したんです」(民放に出入している制作会社プロデューサー) さらに、今年に入って、『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日)に出演した主人公のHさんが、鹿児島県の離島である奄美大島への移住は「経費は全部持つから」という局側の提案だったことを認めてしまった。 「箝口令が出ているということは、よほど公にしたくない問題が起きたのでしょう」(前出・プロデューサー) ヤラセと演出は紙一重!?
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その他 2012年09月17日 12時00分
ふくらはぎは第2の心臓 水分不足でも「足のつり」は起こる!(1)
夜中に足がつって、目が覚めたことがある人はいないだろうか。足の疲れのせい、もしかしたら糖尿病も関係しているのか、と勝手な自己診断は禁物。足がつる要因の裏に、重大な疾患が隠れていることもある。今回は、この足の“つり”をじっくりご説明しよう。 中小企業社長のSさんは不況の波に呑まれて事業を縮小、社員のリストラを敢行し、気分も落ち込み気味だった。 悪いことは続くもの。今度は奥さんが重篤な病気にかかってしまう。普段はさほどお酒を飲まなかったSさんだが、夜になると飲まずにはいられなくなった。 酒量は増えるばかりで、いまではウイスキーのボトル1本をひと晩で空けてしまうほどだ。 60歳を過ぎて波瀾万丈の人生になるなんて思ってもみなかった。お酒でストレスを解消し、よく眠ろうと思ったら、 「今度は足がつるようになって眠れないんだ」 Sさんが言うには、布団に入って眠気が襲ってくると足がつるという。かかとを伸ばし、ふくらはぎをもんで治ったと思って眠りにつくと、またキューッと足がつる。結局、ひと晩中眠れなくなるらしい。 足がつるとは、本人の意志に反して足の筋肉が突然に強い痛みをともなって収縮、またはけいれんする状態をいう。ふくらはぎがつる場合は「こむら返り」とも呼ぶ。 神奈川大学・人間科学部人間科学科准教授の衣笠竜太先生が言う。 「足が“つる”という現象は、ふくらはぎの筋肉が、ある要因で縮むとき、アキレス腱がその反動で伸びるため、そのアキレス腱の腱紡錘(けんぼうすい)が、腱が伸び過ぎないように筋肉を制御する働きをするために起こります。そして、寝ているときに起こりやすいのは、ふくらはぎの筋肉が収縮しがちで腱紡錘の働きが低下しているためで、冷えたり、足の筋肉を使い過ぎたり、水分が不足したりすると起こる」そうだ。 足がつりやすい病気としては「閉塞性動脈硬化症」がある。 主に足の太い血管が動脈硬化を起こして詰まってしまう病気で、軽い場合は下肢の冷感や色調の変化がみられ、少し重くなると痛みのために歩き続けることが困難になる。疼痛は安静時でも起こり、やがては下肢に激痛が走り、最後は下肢が壊死し、足の切断に至る怖い病気である。 閉塞性動脈硬化症かどうかは、次の簡単な検査でわかる場合がある。 まず足を支えてもらうか、壁にかけるかして足を上にあげる。そして30秒から1分間、足首をグルグルと回す。両足の色を確認して片方だけ白くなるようなら病気の疑いがある。 その場合、早めに病院で診察してもらうことが大切だが、軽い場合は次の方法で改善することもできる。 「1分間歩いて3分休む」を10回繰りかえす。1週間に3日続けることで新しい血流が改善するという。 その他、脳卒中や心筋梗塞など重大な疾患が隠されていることもあるので、自覚症状を見逃さず、心配なら医療機関に行くことをお勧めしたい。
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社会 2012年09月17日 11時00分
たばこ絶滅危機!? JTいまだかつてない非常事態!(2)
そして、立ち込めるもうひとつの暗雲は、さらに大きい。オーストラリアの連邦最高裁判所が8月15日、JTインターナショナルやフィリップ・モリス(米)など、海外大手4社が起こした『たばこ新規制の無効化訴訟』で、原告敗訴の決定を下したのだ。まさにJTの世界戦略に大きな影響を与えるが、これまた大手メディアがハレ物に触るような扱いだったことから、世間には広く知られていない。 簡単に説明すると、オーストラリア連邦議会上院は昨年11月『たばこ包装簡素化法』なる法案を可決、今年12月からの導入が決まっている。ところが包装簡素化の名称とは裏腹に、各社は箱を薄緑色に統一した上、箱の正面75%と背面90%には“喫煙による健康被害のイメージ写真”や“警告文”を掲載することが義務付けられるなど「世界で最も厳しい」(関係者)ルールなのだ。これが導入されれば「真っ黒な肺の写真が大きく掲載されるのは必至。愛煙家が束になって逃げ出し、たばこ会社は自分で自分の首を絞める」(同)ことになりかねない。 そこで将来に危機感を募らせたJTなど大手4社が、法律の無効化を訴えて最高裁に提訴したものの、同法の導入には違法性がないとして返り討ちに遭った図式である。業界関係者が打ち明ける。 「彼の地で『キャメル』などを販売しているJTは今回の敗訴で、対外的に『影響はあまり大きくない』などと楽観を装っていますが、実際はとんでもない。隣国のニュージーランドはもちろん、フランスやイギリスなどもオーストラリアを手本に厳しい規制策を検討している。欧州に飛び火したら、それこそJTの屋台骨が揺らぎます」 折も折、JTは主力の『マイルドセブン』を国内向けには来年2月から『メビウス』に名称を変更し、海外向けには1年ほどかけて実施すると発表した。嫌煙ムードの高まりを反映して国内市場が縮小を余儀なくされている中、海外に活路を求めようとの戦略である。そこへバケツでドバッと油をブチまけるかのようにオーストラリアで火の手が上がった。これが遠からず欧州に拡大する。大々的に発表した“名称変更”が、ほとんど意味をなさない事態も十分あり得るのだ。 JTは1999年以降、世界中で大型M&Aに着手、総額3兆4000億円にも及ぶビッグマネーを注ぎ込んできた。その狙いはズバリ、全体の約48%を占める海外売上高を60%程度まで引き上げることだ。前出のJTウオッチャーが語る。 「ベルギーのグリソンを買収したことでJTは世界3位に躍り出た。英国ギャラハーはもともとロシア、ウクライナなど旧ソ連に強い。『金だけはタップリある』と皮肉られたJTの面目躍如ですが、ここへ来てダブルで噴出した問題は、調子に乗って墓穴を掘ったということ。50%出資する政府が黙っていないでしょう」 JTは今年の6月、'85年の民営化以降初めてとなる木村宏会長−小泉光臣社長の生え抜きコンビが誕生した。財務省(旧大蔵省)からの天下り排除とはいえ、今後に赤信号が点滅しただけに、新たな揺り戻しもありそうだ。
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その他 2012年09月16日 12時00分
賭博疑惑も浮上 親も子も離れる!? 『ドラクエ』システムに非難轟々
国民的ロールプレイングゲーム『ドラゴンクエストX(10)』が発売されて1カ月が過ぎた。この最新作の一番の特徴は、何といってもドラクエ初のオンラインゲーム化。利用するには月1000円の課金が必要で、古くからのドラクエファンからは「とうとう拝金主義に落ちたか?」と、批判が上がっていた。 「数多くあるオンラインゲームの中では、極めて良心的な設定だとはいえます。しかし、ドラクエは小中学生など若年層のファンも多い。毎月1000円という金額は子供たちにとって、お小遣いで賄うには少々厳しいでしょうね」(ゲーム雑誌ライター) 苦情の声はそれだけではない。オンラインゲームに触れたことのない初心者にとって、他のユーザーと共同で戦うなど独特のシステムに順応するには、やはりハードルが高かったようだ。 26年間に渡り、シリーズ全作をクリアしたという熱狂的ドラクエファンとして有名な女優の淡路恵子さん(79)も「私ね、あれはすごく怒ってるの。あれは一人で楽しんでやるものなの。それを何で見ず知らずの他人とやらなきゃいけないわけ? 今やたらと、つながるつながるって言葉が流行じゃない。つながらなくていいの! ゲームなんて自分でやればいいのよ!」と、かなり“おかんむり”。 一方、発売元のスクウェア・エニックス側にも、オンライン化の準備不足のためか問題が続出。発売当日からサーバーがダウン、ネットワーク障害も連発し、ほぼ毎日のようにメンテナンスが入るなど、安定運営には程遠い状態が続いた。 さらに先日は、一時的に株価が下落する騒ぎも起こった。ゲーム内で使用する仮想通貨が、オークションサイト等での換金行為に結び付き、結果的に賭博罪や賭博開帳罪にあたるのではないかと指摘されたのだ。つい最近も同じように、グリーやDeNAのコンプガチャ問題(携帯の課金ゲームで得たアイテムを高額で売買する)があったばかりである。 老若男女問わず人気を得ていたゲームが批難の的とは、皮肉なものである。
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芸能 2012年09月16日 11時59分
芸能ポロリニュース PART31「SKE48桑原みずきにブレイクの予感?」
芸能イベントから小ネタを紹介するポロリニュース。今回は、3件。●SKE48桑原みずきにブレイクの予感? 都内で7日、SKE48の高田志織、小林亜美、桑原みずきが、パチンコ新機種展示会でトークショーを行ったが、ステージは、桑原みずきの独壇場だったという。 この日、SKEの3人は、パチンコメーカーのイメージキャラクター・ゼブラエンジェルとして登場。高田と小林がキュートな天使姿を披露するいっぽう、桑原は、なぜか全身黒ずくしの小悪魔(?)ファッション。しかも、他の天使たちのふわふわスカートに対し、一人だけ、太もも全開のセクシーショートパンツだっという。 7月に開催されたゼブラエンジェル結成発表会見によると、桑原は、ゼブラエンジェルの一員になりたくて、自分でブラックの衣装を作り、勝手に現場にやって来てしまったそうだ。そのため、ゼブラエンジェルでの名前も、「しーたんレッド(高田志織)」「こあみオレンジ(小林亜美)」などのかわいらしい名前が並ぶ中、桑原は一人だけ、「かつおブラック」。なぜ「かつお」なのかの説明はなかったというが、この日のイベントでも、司会者から、「志織ちゃんのレッド、亜美ちゃんのオレンジはわかるのですが、みずきちゃん、ブラックなのですか?」と突っ込まれていたらしい。桑原は、「そうなんですよ。ちょっと、邪悪な心が出てしまった」「ティアラとか付けたいんですよ。まだ、そこにまではいけない」とか。 そんな「かつおブラック」だが、いざトークショーが始まると、「わたしなんか、(SKE48の人気メンバー・松井)玲奈より、セクシーだし」と、セクシーポーズ(?)をきめたり、イベントの共演者・京本政樹を相手に殺陣(たて)を披露したりと大活躍。結成発表会見では、一人だけ、よそ者扱いで肩身が狭そうにしていたというが、この日は、カメラのフラッシュも盛んにたかれ、桑原もそのたびにポーズを決めたりと、ノリノリの模様。退出時には、他の2人が背中を見せて退場口へ向かったあと、一人だけステージで振り返り、唇を突き出したにんまりポーズのサービスも。結成会見から1か月以上がたち、ゼブラエンジェルの中で一人だけ邪悪キャラ(?)を手に入れた桑原の充実ぶりに、記者たちは目を見張ったという。 かつおに、脂が乗ってきた。●中村静香は晴れ女? 女優の中村静香が8日、東京・小金井市の小金井警察署一日署長に任命され、交通安全のイベントに出席。イベントに先だち、意気込みを語った。 この日は、中村の誕生日の前日で、23歳最後の日を警察署長として過ごすことを「光栄です」とにっこり。また、「富士山に登りたい」との言葉も出て、「登山するときは、誰かアドバイス、ほしいです」と、助っ人募集(?)発言も。前日夜半から空模様が怪しくなっていたが、当日は、中村の制服姿を祝うかのような青空に恵まれ、秋の一日を華麗に彩る祭典となったという。 しーちゃん、晴れ女?●内田裕也、やはり鉄人か 女優の樹木希林が都内で10日、主演映画のDVD発売記念イベントに登場。家族の絆という映画のテーマにちなみ、爆笑トークショーを披露したらしい。 まず、ロック歌手の内田裕也との結婚では、書類を取り寄せて1人で記入し、提出したことを明かした。内田の本籍を調べる際は、「ナベプロへ連絡して探してもらった」というが、婚姻届を提出したことを内田へ報告しても、「そうか」という言葉が返ってきただけ。また、結婚後も、内田の兄弟は大学関係などの「堅い仕事」をしており、葬式があっても、親類から「裕也には言わないでください」「(葬式に)来られると迷惑だから」などと言われたとか。 樹木自身も、50年前は、「名もいらぬ、金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬという人間」だったと語っていたが、現在の自身については「今、すごく普通の人になっちゃって、つまんない」と明かしたそうだ。 老齢に達してなお「普通」の枠組みに収まらない内田は、やはり、鉄人か。
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社会 2012年09月16日 11時00分
たばこ絶滅危機!? JTいまだかつてない非常事態!(1)
日本たばこ産業(JT)が海の向こうで厳しい事態に直面している。大スポンサーへの配慮からかテレビは全く無視し、新聞各紙も地味な扱いだが、その内実は同社の命運を左右するほど深刻な問題だ。しかも、情報の夏枯れシーズンをあざ笑うかのようなダブルでの直撃なのである。 まずは内戦の続く中東のシリア。JTは、アサド大統領の親戚に当たるマフルーフ一族が経営する企業などにたばこを不正輸出し、欧州連合(EU)が定めたシリア制裁に違反した疑いを持たれている。既にEU当局は、JTの海外子会社JTインターナショナル(スイス)への調査に着手した。平たく言うならアサド政権中枢への“密輸事件”だ。 シリアといえば、日本人女性ジャーナリスト山本美香さんが、アサド政権の民兵集団から銃撃されて死亡したばかり。この事件とJTの密輸事件がリンクし合っているのだから厄介だ。 EUと米国は、アサド政権による反体制派弾圧にマフルーフ一族が資金提供していると判断、昨年5月23日には関係者への金融制裁を課した。ところが、米紙ウォールストリート・ジャーナルなどの報道によると、JT側は4日後にマフルーフ一族が出資していることを知りながら、キプロスの業者経由でたばこ45万カートンを輸出。その直後には別のシリア国営企業に『ウィンストン』420万カートンを輸出している。 その限りでは、JTとアサド政権がタッグを組んだ密輸事件のようだが、実態はもっと複雑だ。アサド大統領に直結するマフルーフ一族は、JT側から安く仕入れたたばこを国内や近隣諸国で販売することで「80億円以上の利益を得た可能性がある」(ウォールストリート紙)だけでなく、アサド政権がたばこを民兵集団への賃金代わりに与え、彼らがこれを売って生活の糧にしていた疑いも持たれている。つまり、汚れたJTマネーが凶弾に化け、山本さんが標的になったともいえるのだ。 当のJTは「今年の2月以降、シリア向けたばこの販売を停止した。従って何ら違反行為はない」と主張しているが、JTウオッチャーは素っ気ない。 「EUは既に去年の段階で、アサド大統領などに資産凍結、渡航禁止などの制裁を課している。ところがJTは今年の2月になってようやく決定に従うと決めており、対応が遅いのです。大きな商談を逃したくないという商魂が見え透いているのも、イメージダウンに直結する。これでEU制裁違反が白日の下になれば、JTはEU圏から締め出される。自業自得でしょう」
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社会 2012年09月16日 11時00分
菅原道真の祟りか 関西電力の不動産開発会社と大阪・千里ニュータウンの景観騒動(2)
上新田天神社の中村暢晃宮司は、1972年から現在の地位にある。高層マンションの出現を阻止できなかった不手際を神に謝るために、断食まで試みたという。宮司が語る。 「3年ほど前に現在の計画に気付き、現在の景観を維持したいと天神社氏子総代会や上新田自治会などによって『上新田天神社の景観を守る会』が結成されました。神社周辺地域の開発については、土地区画準備整理組合ができた10数年前からあり、豊中市も予算を組んで環境保全に配慮した適切な開発を目指していたのです。ところが、地権者も相続税などの問題を抱え、利害が対立したことで組合は解散、その後一人の地権者によって、突然現在の計画が浮上したのです。地権者がマンション開発業者に土地を売ることは当然の権利で自由です。ですから守る会は、マンションが建つことに反対しているのではありません。少々利益を抑え、階層数をせめて6ないし7階にしてほしいとMID社や関電に対し、頭を下げてお願いしているのです。それでも聞く耳を持ってもらえませんでした」 守る会では、頭を下げるだけでなく、低層化を求める8000名の署名をMID社に渡したが効果はなかった。行政側も。「当該地域は中高層マンションが建築できる条例があり、それに則っている以上、異を唱えられるものではないのです」と素っ気ない。 マンションは眼下に神社の森が広がっており、ここに将来景観を阻害する建築物は建たないことを売りにしているので、低層化は受け入れられないのだろう。 とんど祭の開催も危機を迎える懸念もある。 「とんど祭は、神への感謝の気持ちと、その年の豊作・無病息災などを祈って、正月に全国各地で行われている火焚きの行事です。その中で上新田天神社のとんど祭は、毎年1月14日夕刻に社前の広場で行われます。祈祷を受けた人が御神燈より松明に火をもらい、杉、ヒノキ、竹などで作り上げた『とんど』に灯された火が真上に上がると、その年は豊作になるといわれています。そうなるとですよ、将来住むであろうマンション高層階の住民は、この神事の煙やススに見舞われることになり、権利主張の強い住民から苦情が出ないとも限らない。祭りの縮小や廃止に追い込まれやしないかと心配なのです」(別の氏子総代) さて、MID社の“氏神”ともいえる関電といえば、「原発なしでは真夏の電力需要は賄えない」と電力不足をあおって、一気に大飯原発を再稼働させたことはすでに周知だ。 「大飯原発は再稼働されたが、敷地内を通る断層が『活断層ではないと否定する資料はほとんどない』と専門家は警告している。設置許可申請の際に出された資料の質が悪く、活断層の判定がズサンだったからです。この断層が地震で動くと、原子炉の直下を走る別の断層が連動する恐れもある。滋賀県の嘉田由紀子知事や大阪市の橋下徹市長も『経済界の強い要望もあり、臨時的にやむを得ない』『事実上容認する』と、いったんは振り上げたこぶしを下ろしてしまった。結局、財界や経産省には逆らえない。みんな長いモノに巻かれるのです」(守る会会員市議) 長いモノの関電には、みんなが巻かれる。大飯再稼働でも地元住民への説明は極めて不十分だった。関電の子会社MID社も“親”にソックリだ。 「古来日本は天照大神に見られるように、太陽信仰を貫いてきました。日本人は自然エネルギーに敬意を払ってきたのです。原発から発生させる核エネルギーは、その伝でいくと、神をも恐れぬ所業といえます。今回の福島第一原発事故では、住む場所や身体が汚染されたわけですが、景観を破壊するということは、精神文化の汚染につながると思うのです。神社を中心とする400年間も続いた調和を無視し、他者を思いやることのできない社会および企業に、私たちは傷つき深く絶望しているのです」(前出の中村宮司) 住む人間により街は変わり行くものだが、その地域の歴史や心を無視すれば、奥行きのない薄っぺらな街になる。当たり前のそんなこともわからないなら、都市開発を掲げる資格はない。
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レジャー 2012年09月15日 21時00分
1500円のおこづかい馬券(9/16ローズS)
ハナズゴールの出走取り消しにより、一層2強ムードが濃くなってきたローズS。馬券の軸はあくまで人気通りジェンティルドンナとヴィルシーナだが、ハナズゴールがいないならば、少額投資でも万が一に備えたジェンティルドンナ2着の馬券が買える。 ジェンティルドンナのオークスでの突き抜け方を見ると世代ナンバーワンは疑いようがないが、4か月の間隔が空いてどうかが少し気になる。シンザン記念を勝った2か月後のチューリップ賞では4着。では、オークスから4か月空いた今回はどうだろうか。一方、ヴィルシーナはクイーンカップを勝った2か月後の桜花賞で2着。大舞台で間隔が空いてもこの結果。もしかしたらヴィルシーナのほうが久々でも走るかもしれないという見方もできる。ということで、ヴィルシーナ→ジェンティルドンナのパターンも買っておきたい。 3着候補は2戦連続32秒台の末脚を見せたラスヴェンチュラスとキャトルフィーユ。阪神は得意コースっぽく1勝、2着1回という成績で、2着となったレースは宝塚記念5着のマウントシャスタとクビ差の競馬。折り合いに苦労することなく前で運べれば好走もありそう。 ということで勝負馬券は3連単フォーメーション4点。 6→7→8に800円、6→7→3に300円、7→6→8に200円、7→6→3に200円! いつも通り合計1500円で勝負です!〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。応援宜しくお願いします! Twitterで競馬ネタをつぶやいているのでチェックして頂けたら嬉しいです! アカウントは「@minoru1202」※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください
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レジャー 2012年09月15日 21時00分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(9/16) ローズS
◆阪神11R ローズS◎ジェンティルドンナ○ヴィルシーナ△ラスヴェンチュラス 秋華賞で牝馬3冠がかかるジェンティルドンナ。約4か月ぶりの実戦となるが、8月初めには栗東に帰厩しており、狙いは先であっても秋初戦から能力全開可能な仕上がり。勝つことすら難しいような位置からぶっちぎったオークスの走りを思い浮かべると同世代では次元が違う感。まともな競馬なら頭は鉄板だろう。桜花賞、オークスでジェンティルの2着だったヴィルシーナも順調に夏を越した。背が伸びて馬体の成長は明らか。今週の追い切りの動きも良く、こちらも仕上がりは上々、大崩れすることはないだろう。 この2頭に割って入る可能性があったハナズゴールの取り消しがレースの面白味を薄れさせてしまったが、大穴として一頭挙げておきたい。まだ1000万条件の身であり過大な評価はしないが、鋭い末脚に見どころがあり将来性の感じられるラスヴェンチュラスは面白い存在。ここで秋華賞の出走権を取れるようなら、クィーンスプマンテ、ブラックエンブレムで波乱を演出してきた小島茂厩舎の馬だけに本番でも注意が必要になるかもしれない。 【馬単】流し(6)軸(7)(8)【3連単】フォーメーション(6)→(7)→(8)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。