まず元NHKの神田愛花アナ(32)を獲得した。
神田は、ベテランアナが優遇されて若手にチャンスがまわってこない状況に不満を持ち「人生は一回きりだから」と1月に退局を申し出た。学習院大学理学部数学科卒で、3年のときには準ミスに選ばれた。
「バラエティー系が多く『爆笑オンエアバトル』、『ワンダー×ワンダー』などを担当していた。10月から活動開始となるが、報道からバラエティーまで出演依頼がきている。だが、話題だけが先行して顔と名前が一致しない、という視聴者も少なくない。最初は深夜番組あたりになるのではないか」(テレビ誌編集担当)
1回の出演ギャラも、30万円から50万円程度で落ち着くだろう。
有休を消化し、今夏、フジを退社する中野美奈子(32)もその一人である。
夫の海外赴任先(米国か)についていくことになるが、その前にセント・フォース系列の『フォニックス』と契約するという。
フジの海外スペシャル番組などで現地リポーターとして出演するようだ。
それにしても、なぜセント・フォースは目の色を変え、有力女性キャスターのスカウトに動くのか。
「フリー女性アナウンサーの賞味期限が、かなり短くなったからです。また、テレビ局が、局アナやギャラの安い女子大生を積極的に起用するケースも増えている。そのため一人の人気キャスターでは稼げる額が少なくなってきた。そこで、大勢のフリーアナを集め、年齢分けして売っていこうという作戦です。22歳から30歳まで、30歳以上といった具合で、局のニーズに合わせるのです。系列に女子大生専門の『スプラウト』という事務所を作ったのもその表れといえます」(民放関係者)
膨張路線に出た人気事務所の戦略は吉か、凶か。