search
とじる
トップ > 社会 > 日韓関係カヤの外…全米で今一番の話題は未成年性的虐待疑惑の大富豪の怪死

日韓関係カヤの外…全米で今一番の話題は未成年性的虐待疑惑の大富豪の怪死

pic pic

提供:週刊実話

 日本では日韓問題がやかましいが、これは米中覇権戦争から見れば「コップの中の嵐」にすぎない。その米国で、この夏から全米を揺るがす大事件が持ち上がっている。ヘッジファンドを主宰して巨万の富を築いた大富豪であると同時に、未成年の女性の多くを人身売買で得て、性的虐待の対象とした容疑で逮捕・起訴されたジェフリー・エプスタイン氏の事件だ。

 同氏はカリブ海のUSバージン諸島の一部であるリトル・セント・ジェームス島を1998年に買収して酒池肉林のための別荘とし、この島を舞台に件の性的虐待をし続けたわけだが、その結果、性的搾取を目的とする未成年者の人身取引の罪と同様の犯行を共謀した罪の2件で、7月6日に逮捕・起訴された。ビックリするのは人脈の華麗さだ。

「ビル・クリントンや、その側近で2回の選挙を支えたジョージ・スファノポロス(現:ABCのメインキャスター)、英国王室のアンドリュー王子、そしてトランプ夫妻などとの親密さです。ですから、彼のすべてが明るみに出たら、大きな政治スキャンダルに発展する可能性があるといわれてきました」(在米日本人ジャーナリスト)

 いわれてきたと過去形なのは、8月10日の早朝6時30分ごろに、拘置所の房内で死亡しているのが発見されたからだ。首には絞めた跡があり、警察は自殺であると発表したものの複数の疑問が指摘されている。(1)7月6日になぜ逮捕されることが分かっていながら米国に入ったのか。(2)7月27日に自殺未遂を起こしており、直後に24時間のスーサイド・ウオッチ(自殺防止の監視)の対象となっていた。しかし、なぜか2日後の29日にはその監視が外されている。(3)2人房であったのに、同室の被疑者が他に移されて結局は独房状態だった。(2)と(3)は拘置所の規則違反だ。こうしたことからある筋が行った謀殺ではないかと、今もワイドショーをにぎわせているのである。

 そしてこの事件は日本人にも波及した。マサチューセッツ工科大学(MIT)は9月7日に声明を出し、同大メディアラボの伊藤穣一所長から同日、辞任の意向を伝えられたと発表したのだ。

 「伊藤氏はエプスタイン氏から資金援助を受けており、ラボではこれに抗議して研究者2人が辞任を表明したことから、伊藤氏は自ら辞任することで混乱を収束させたとみられます」(同・ジャーナリスト)

 同氏は2011年に外国人として初めてMITメディアラボの所長に就任しただけでなく、12年からはニューヨークタイムスの社外取締役も務めている有名人だ。とんだトバッチリを受けたと言えるだろう。

社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ