同作は三池崇史監督がメガホンをとり、山崎賢人主演で初めて実写映画化。全国325スクリーンで公開され、前週は土日2日間で動員11万7000人、興収1億6600万円を記録していたが、大きく順位を下げてしまった。
「今が夏休みで集客を見込めるはずだが、どこの劇場も集客に苦戦している。キャスティングに対して違和感を抱いた原作のファンが多かったようで、ネット上では山崎演じる主人公について『華奢すぎる』、『主役に問題がある』などの厳しい指摘が相次いでいる」(映画ライター)
スペインでのロケを敢行するなど、かなりの製作費をかけ、出資するTBSでは大々的に番宣を行うなどプロモーションに力を入れたものの、このペースだと最終的な興業収入が10億にすら届かないペース。
となると、公開前から想定されていたという続編の製作が非常に厳しくなりそうだというのだ。
「終わり方が完全に続編に続いていただけに、続編がなければ成立しない。しかし、今回の大コケで関係者の間では再検討することになりそう。“胸キュンもの”のイメージ脱却をはかっていた山崎にとっても大きな痛手となってしまった」(TBS関係者)
そんな同作をよそに、同じく人気コミックを実写化した「銀魂」は興収31億円を突破。さらには、ベストセラー小説を映画化した、山崎と同じ事務所の5人組ダンスロックバンド・DISH//の北村匠海が主演をつとめた「君の膵臓をたべたい」は興収15億円を突破。
「ジョジョ」の関係者にとって寒々しい夏になりそうだ。