「そもそも香取本人は継続を強く望んでいました。彼にとってゴールデン帯で唯一のレギュラー番組だけに、最後の牙城といっても過言ではない。万が一にも終了となれば、『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)の1本のみになるからです」(テレビ関係者)
つい最近も、打ち切りを打診してきたフジ幹部と、最後は口ゲンカに発展してしまったという。こうしたフジの動きに対し、香取が提示したのがギャラの値下げや番組タイトルの変更を加えたリニューアル案。
「まず香取は1本100万円〜だった出演料を半額まで下げると言い出したのです。ジャニーズではなくなるから、ここまでのダンピングが可能になるわけです。名より実を取る作戦ですよ。もう一つはタイトル案。『中居正広の金曜日のスマたちへ』が現行の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に改題したように、『おじゃMAP!!』から『おじゃ☆マッピングTV』というアイデアを出してきたんです」(放送作家)
だが、フジ上層部の打ち切り方針は変わらなかった。
「理由はジャニーズに対する配慮。それと番組視聴率です。7〜8%台をウロウロしているが、悪い時は3〜4%台を取ってしまう。正直、数字に直結する香取のファンはいないんです」(芸能事情通)
すでに後番組には劇団ひとりと小籔千豊がMCを務める『100人のススメ!』という具体的な編成案も挙がっていたという。ところが、7月末に行われた戦略会議では一転、『おじゃMAP!!』継続の稟議書が通ってしまった。いったい、何が起こったのか!?
「ジャニーズ事務所から、番組継続を申し出てきたそうだ。何でも、公正取引委員会の存在に恐れおののいているらしい」と証言するのは某テレビ局幹部。
現在、公取委はジャニーズ事務所やバーニンググループなどの大手芸能事務所を対象に、独占禁止法に抵触する不公正契約の有無の実態調査に乗り出したとか。
「公取委が関心を寄せているのが元SMAPメンバーの“処遇”。事務所が有利に書かれた契約書を元に仕事を取り上げたり、テレビ出演を自粛させるような条項はすべて独占禁止法に抵触するんです。仮にジャニーズでこのような事実が発覚した場合、最悪、刑事告発されかねないんです」(芸能プロ関係者)
『SmaSTATION!!』の打ち切りを決めていたテレ朝内でも議論が始まったという。香取に神風が吹くか!?