牝馬ではトップクラスの実力馬、アニメイトバイオが昨秋の秋華賞TR・ローズSに続き、二度目の重賞制覇だ。
そのローズSは史上3頭目の牝馬3冠に輝く、アパパネ(4着)を一蹴している。対アパパネとは秋華賞、阪神JFの両GIでも小差2着の実績があり、実力はここでは互角以上の評価が与えられる。
この中間は負荷をかけるハードな調教を消化。休み明け3戦目で状態もピークに近い。注目のハンデは前走比1キロ減の55キロ。秋華賞と同斤量なら、能力全開は間違いなく、ウーマンパワーを炸裂ささる。
相手は、オペラブラーボ。長期休養明け後(13)(3)(2)着と復調著しく、好勝負に持ち込みそう。
実績だけなら、08年の皐月賞馬キャプテントゥーレ(重賞4勝)が最右翼。ただ、酷量58.5キロは相当なハンデだけに、単穴の評価が無難だろう。
◎2アニメイトバイオ
○3オペラブラーボ
▲9キャプテントゥーレ
△10タッチミーノット、13シャドウゲイト
☆中山10R「茂原特別」(ダ1200メートル)
満を持して出走する、ハッピーダイアリーに期待。
3歳の昨夏(函館開催)、破竹の2連勝でここと同条件の噴火湾特別を快勝。返す刀で準オープン特別をいきなり(3)着している格上馬でもある。
目標レースだけにもちろん、仕上がり状態はほぼ万全。降級戦で力の違いを見せつける。
当面の相手は、スリーボストン。7か月ぶりのハンデは否めないが、〈3200〉(ダート)と底知れぬパワーを秘めており、要注意だ。
◎8ハッピーダイアリー
○1スリーボストン
▲5ゼンノベラーノ
△10ダンシングマオ、14ミッキーデジタル
☆函館11R「巴賞」(芝2000メートル)
休み明け3戦目の五稜郭Sが好内容だった、ストロングガルーダが完全復活を果たす。
5着とはいえ、人気のブリッツェンとは僅か0秒1差。使った後、調子は一段と上昇中で上積みは大きい。差し切りが決まる。
◎9ストロングガルーダ
○6ブリッツェン
▲3ミッキーパンプキン
△1マイネルスターリー、5メイショウクオリア
☆京都11R「プロキオンステークス」(ダ1400メートル)
前哨戦のオアシスSを快勝、復活を遂げたナムラタイタンがついに、大願を成就する。
昨年はケイアイガーベラの前に3着と、後塵を拝しているが、勝負付けが終わったと見るのは早計。デビューから無敵の6連勝中で、勝ち疲れ(ピークが過ぎていた)が敗因だ。
今年はフレッシュな状態を維持できている。京都ダ千四も〈3110〉と、実績は文句なし。大いに期待したい。
相手は、順当にケイアイガーベラ。当然、2連覇も十分考えられる。
◎11ナムラタイタン
○2ケイアイガーベラ
▲5スーニ
△1エノク、13ダノンカモン
☆京都10R「比良山特別」(芝2200メートル)
休み明け3戦目で走り頃の、レッドスパークルが狙い目。
オープン特別勝ちをはじめ、東スポ杯2歳S、京成杯連続3着の実績と、実力はここでは上位。調子を取り戻したとなれば、チャンスは十分だ。
◎4レッドスパークル
○2シゲルリジチョウ
▲15ロードオブザリング
△3コスモヘイガー、5カネトシパサージュ
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。