この発言は「現役タレントの恫喝」ではないかと話題になったが、約1か月が経過した現在、土田サイドは本件に関して沈黙を貫いており、騒動はこのまま沈静化するものと思われる。
一部では、今回の土田の作戦は、炎上しても最初から最後まで「ダンマリ」を決めこむことにより完全に逃げ切る作戦を取ったと思われ、その土田ならではの処世術が改めて社会人から注目されているという。
現在、芸人はSNSの普及により簡単に発言ができるということもあり、何気ない一言が大騒ぎになる炎上事故が相次ぎ、最近でもたむらけんじが「俺のことが嫌いなら絡んで来るな!」とTwitterでファンを煽る発言し、火に油を注ぐといった炎上事件が発生した。
しかし、土田の場合、視聴者からどんな形で非難を受けても完全どこふく風。まったく相手にしないことで、現在の地位を築いてきたという。いったい何故、彼はトラブルが発生しても何も反応しないのだろうか。お笑い芸人に詳しい芸能記者はこう分析する。
「土田さんは2001年にお笑いコンビ『U-turn』を解散してから、ひとりでバラエティ番組に出演する道へ完全シフトしました。そのため、土田さんの心のなかでは『このポジションを死んでも守る』という決意が大きく、何かトラブルが生じても『動じず騒がない』芸風になったとされています。また、土田さんは子供が4人いて、大変な子煩悩としても知られおり、収入のために働く『サラリーマン芸人』と評されたこともあります。芸人としてはともかく、サラリーマンとしてはかなり度胸が据わってるんでしょうね」(某芸能記者)
その度胸の据わり方やトラブルの回避術は、後輩芸人や近辺にいる若手スタッフも慕うほどで、最近では土田の生き方に感銘を受け、最近では「弟子になりたい」と志願する若手も増えているという。
何かと規制の多い世の中。土田のような驚異的な「スルースキル」「サラリーマン力」を持つ芸人はテレビ業界では、需要が高いのかもしれない。