西野は芸人、絵本作家、実業家とマルチに活躍している。今年3月には共同プロデュース舞台「OTHELLO」が米・ブロードウェイ週間興行収入で史上最高額を獲得。さらに、ビジネス書累計発行部数は100万部を超えるなど、現在は全国各地から講演依頼が殺到するほどだ。2021年1月の吉本興業電撃退社後は、著しい活躍で目が離せない。
今や、時の人となった西野だが吉本退社時は一悶着もあり、常に“批判”が付きまとっている。当時、西野は「退社は円満」と強調していた。だが、同月発売の週刊誌「女性セブン」(小学館)によると、不穏な空気が明らかになったのは退社の数日前に更新した西野の公式X(旧Twitter)だったと報じた。実際、西野は「退社する可能性も含めて、吉本興業と慎重に話し合いを進めています。くれぐれも『トラブルが原因』とかじゃないっす!」と、担当マネジャーの実名が出ているLINEのやりとりの画像までを公開したのだ。
これに関係者が「トラブルが原因じゃないってわざわざ言うってことは、トラブルがあった」と同誌にタレコミ、「自身が製作総指揮を手掛けた映画『えんとつ町のプペル』の件でのマネジャーの仕事ぶりを責めて、さらにそんな社員を自分の担当につけていること、マネジャーが短期間でコロコロ変わることを批判した」と報じた。
さらに西野は、「連日走り回ってくださっている吉本興業外部のスタッフさんに対しての吉本興業の対応がナメ腐っていたので、会社ごとガン詰めしました」とも不満を爆発させた。
すると、マネジャー実名公開への批判が相次ぎ、「パワハラではないか」「30万人もフォロワーいる人がこんな実名晒しちゃダメ」「この行為はアウト」という声が噴出。ネットのみならず、業界からも苦言を呈される事態となった。これに同誌も今回は西野の「やりすぎだった」と批判し、「社内の人間とのやりとりを公にするというのは、一般企業でもルール違反」と一刀両断した。そして、極めつけとなった西野の「だって他で食えるもん」という失言メッセージについて、「これまで関係性を築いてきた吉本としても、さすがに看過できなかった」と退社のウラ事情を暴いた。
後日、西野は自身のオンライン「voicy」の「西野亮廣エンタメ研究所」で「今回、よくなかったなと反省しているのは、このタイミングでマネジャーとのLINEをSNSに出しちゃったこと」と述懐した。
「2017年1月には西野と、テレビ東京系アニメ『家庭教師ヒットマンREBORN!』などの作品で知られる人気声優・明坂聡美とSNSでバトルに。論争のきっかけは、西野が自身の絵本『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)をネットで無料公開し、これに明坂が『クリエイターに支払う対価が下がる』と猛批判したのです。すると西野は『それがアウトだと、有名アーティストはYouTubeにPVをアップできない』と反論し、物議を醸したのです」(芸能ライター)
かねてからトラブルが絶えなかった西野だが新しい挑戦を続け、今となっては“成功者”として名を連ねる。
スタジオで授業を見守る同番組MC・予備校講師でタレントの林修も「実際に結果を出している人の言葉は強い。人を動かす力がある」と西野を絶賛。これまで数々の“格言”を残してきた西野だけに、今回の「熱血授業」は引き込まれた視聴者も多かったに違いない。