日本テレビはみのの次男で、警視庁に窃盗容疑で逮捕(処分保留で釈放)された同社社員の御法川雄斗容疑者(31)を諭旨解雇処分とした。当然の結論であろう。
そのため、注目すべきは父親・みのの処遇に移った。
続投の見方もあるが、その可能性は低い。もし復帰すれば、間違いなく右翼等の抗議が、みのの会社『ニッコク』やテレビ局に向けられるだろう。
テレビ側も膨大なギャラが負担になっており、降板を言い渡す可能性は高い。
「12億円」の根拠は、ギャラの受け皿としている水道メーター会社『ニッコク』の'11年度の決算について、みのが取材(『フラッシュ』'13年5月21日号)を受けて明らかにしたものだ。
当時のレギュラーは『朝ズバッ!』(TBS系)『サタデーずばッと』(同)『秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ系)のテレビ3本、他にラジオ『ウィークエンドをつかまえろ』(文化放送)があった。
『ニッコク』の'11年度売り上げは約30億円、利益が3億8000万円としており、売り上げの内訳について、みのは「水道メーター事業が6割、タレント業が4割」と語っている。いかにタレント収入が占める額が多いかがわかる。
「もし自粛や降板となれば、ギャラの売上げが減る。そうなると『ニッコク』はたちまち経営ピンチに陥るはずです」(一般紙経済記者)
ギャラの内訳をみると、テレビ出演が1時間250万円から300万円といわれている。大雑把に1本300万円とすれば、TBSの場合、毎週6日出演なので1800万円。これが50週計算として年間9億円となる。
『秘密のケンミンSHOW』は1億5000万円で合計10億5000万円。残りは講演その他の稼ぎとみてよかろう。
海外から水道メーターの資材を輸入していることもあり、円安も地獄となる。みのはいまや八方ふさがりで、資産売却に動くのは必至だ。