同ドラマは、向井と木村文乃(28)、佐藤二朗の3人が、謎の温泉芸者“ミヤビ”を探して日本全国の温泉地を旅するコミックミステリー。演出は『TRICK』(テレビ朝日系)や『SPEC』(TBS系)を手掛けた堤幸彦監督。脚本もTBSのヒットドラマ『ATARU』を担当した櫻井武晴氏という最強コンビだ。
「充実したキャスティングと豪華スタッフで、テレビ界ではこの夏、高視聴率が取れる条件が揃ったドラマと言われていた。それだけにTBSも、映画化して連動させる意気込みだったのです」(出演者マネージャー)
ところが、いざスタートしてみると、初回視聴率が6.4%、2話目はそれを下回る6.2%と、いきなりつまずいた。
「3話目では、初回から謎にされていた“ミヤビ”の正体が広末涼子だということが明らかにされたが、視聴率はアップするどころか5%台に急落。確かに注目キャラが広末では、視聴者は食いつかない。そもそも初回から、使われるギャグや向井のふんどし姿、木村の演技について“寒過ぎる”という批判が聞こえていましたからね」(ドラマ関係者)
木村を知る映画関係者もこう言う。
「木村は去年の秋に放送された『サイレーン刑事×彼女×完全悪女』でシリアスな役を演じ、非常に高い評価を受けていた。ところが今回は、真逆の騒々しいキャラ。向井同様、コメディーは無理ですよ」(同)
出演者やスタッフ以上に焦っているのは、TBSの上層部だろう。
「高視聴率を確信しての映画化話だったが、下手をすれば最後まで低視聴率を続けかねない。去年夏に放送されたフジテレビのドラマ『HEAT』も、EXILEのAKIRA主演で映画化連動を狙いスタートしましたが、2%台という救いようのない低視聴率を出したために頓挫している。『神の舌』も同様、白紙が検討されています。ここまできたら、木村文乃にも向井と同じように“ふんどし姿”を披露してもらうしかありません」(同)
確かに木村の“ふんどし姿”が見られるなら、5%UPは確実だろう。