結婚をしたのは、24歳のとき。まだ関西で活動をしており、相手は19歳のファンだった。ラブレターに書かれていた連絡先に電話をして、交際がスタート。社長令嬢。それだけの理由で、結婚を決めた。
東野がそれほどまでに金に執着するには、訳がある。実の父親の存在だ。実父はほぼ働かず、知人などからの借用で、家族を養っていた。借りる相手は、息子らの友だちにも及んだ。
自分たち家族が住んでいた住居を、父が無断で売りに出したこともある。東野はその事実を、新聞の折り込みチラシで知った。すでに他界しているが、通夜・葬儀を依頼した会社にも10万円の借用があったことを、亡くなってから知った。
元ファンの妻とは、念願のマイホームを購入したわずか2年後の2001年に、離婚。東野が寿司を食べる姿を見た妻が嘔吐するほど、ふたりの関係は冷めており、離婚を言い渡された。ところが3年後、未入籍のまま同居を開始。11年に再婚し、翌12年、関西ローカルの番組で報告した。
娘は20歳と14歳。“おじいちゃん芸人”を名乗る日が、そう遠くはない。70歳まで芸人を続け、バラエティ番組で大縄跳びをしながら、後輩にイジられるのが、当面の目標。達成のため、週2回のジム通いをはじめ、タバコをやめた。酒の量も減らした。それもこれも、“おじいちゃん芸人”になるため…らしい。(伊藤由華)