宮崎と松田龍平の主演で期待され、4月半ばに公開されたが、興収8億円程度にとどまった。
「最近、低視聴率男の異名をとるオダギリジョーも出ていて縁起がよくなかったからだ、となかばジョークでいう映画マニアも少なくありません」(映画雑誌編集者)
さらに、宮崎と向井理主演で2月に公開された『きいろいゾウ』も不振だった。「一館で30人程度しか観客が入ってない日も少なくなかった。宮崎も向井との濡れ場に挑戦したが、それも無駄になった」(映画業界関係者)
この2作品の不発以外にも、まだある。
昨秋、久々の民放ドラマ出演で話題になった『ゴーイングマイホーム』(フジ系、阿部寛・山口智子主演)も5%を割る回もあり、平均7.9%と迷走状態だった。
「映画2本、ドラマ1本と宮崎銘柄の作品が立て続けに頓挫したため、彼女の商品価値は大きく下落した」(芸能レポーター)
今や宮崎の焦りはハンパではなかろう。2年前には同じ事務所に長谷川博己が移籍し人気急上昇、稼ぎも事務所ナンバーワンとなった。そのため、宮崎はこれまでの“事務所の看板”というポジションをなくしてしまった。
この環境変化に、現在契約中のCMスポンサーが反応しないわけがない。
目下、彼女にはアフラック、サントリー、旭化成ホームプロダクツ、森永製菓、クロスカンパニー、オリンパスの6社がついている。
「だが、この中で積極的にオンエアされているのはオリンパスぐらい。早くも宮崎関連のCMを控えるスポンサーも出ています」(広告代理店関係者)
宮崎が沈滞ムードから脱却するには「柔肌をさらすしかない」と指摘する芸能関係者は多い。
「『きいろいゾウ』では、宮崎もブラジャーやパンティー姿になるのはかまわないという姿勢でした。だが、スポンサーの意向が大きく反映し“脱ぎ度”が低かった。本人の意向もあり、今後は脱ぎ路線に変更していくのは間違いないでしょう」(芸能界事情通)
宮崎も女優として、大きな転換期を迎えている。