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鈴木宗男激白! 「無罪・小沢氏を副総理・復興担当大臣に任命しろ」(2)

〈大阪維新の会や減税日本など、地域政党に人気が集まり、民主や自民など既成政党はさっぱり。野田内閣はこのまま解散総選挙に打って出ても惨敗は必至だ〉
 せっかく政権交代したのだから、任期満了まで選挙をしない方がいいと思います。今は自民党の後始末をやっているだけです。4年間しっかり任期を全うして、もう一回国民の信任を受けて、そうすれば初めて新しい政治ですよ。来年は参院選もありますし、来年が勝負の年になればいいと思います。
 大阪維新の会への支持は相当に高いようですが、何を意味しているかといえば、橋下さんが大阪でやっていることを国会でもやれという国民の声ですよ。橋下さんは、大阪府知事の退職金4000万円を2000万円にして、辞めたときは627万円まで下げた。これはすごい。府議会議員の給料は93万円を60万円にした。国会議員だって、130万円の給料を80万円にしたらいいじゃないですか。ボーナスは550万円ももらってますよ。民主党は国家公務員の給料2割カットという提案をしたのですから、実現すべきですよ。

〈その国民の声を、『新党大地』代表としてどう受け止め、主張するのか〉
 私は次の選挙で国会議員の特権の廃止、併せて国家公務員の特権の廃止、これを主張したい。新党大地は前の選挙のときから言ってるんですけど、衆議院は300の小選挙区を200にして100人削減、参議院は人口100万人に1人で128人。今は242人ですから、114人減らす。給料は3分の1カット、ボーナスは返上。こういう身を削ることを大胆に実行して、そこで初めて消費税の議論ですよ。
 今は一にも二にも三にも四にも五にも、優先すべきは被災地の復興です。消費税もTPPも、復興より先に議論する必要はない。日本が財政健全化しなければ国際市場に悪影響を及ぼすだなんて、そんなのはアメリカが言っていること。私に言わせれば、国際社会で日本はきちんと役割を果たしている。これからも日本は生きていけます。
 確かに、アメリカに警戒された政治家は“落とされる”という歴史はあったでしょう。田中角栄さん、小沢さん、金丸さん、そして私、鈴木宗男。戦後、3年以上続いた総理大臣は吉田、岸、池田、佐藤、中曽根、小泉のたった6人ですが、みんなアメリカべったりです。マスコミは指導力があったなんていうけど、アメリカが邪魔しなかったので生き延びただけですよ。
 とにかく、新党大地は明確に官僚政治打破。よく私は官僚を恫喝したといわれますが、私みたいな政治家が10人いれば官僚政治なんて打破できるんです。

〈民主党も政権交代したときは政治主導を標榜していたが、いつの間にかすっかり官僚に丸め込まれて現在の体たらく〉
 そこは基礎体力の問題です。野田さんの「ノーサイド」発言は、党内対立が体力を奪っているということですよ。小沢さんが無罪になったら、野田さんは小沢さんを副総理にして復興担当大臣にすればいいんです。小沢さんは、岩手、宮城、福島に詳しいんだから。野田さんは、菅さんみたいな排除の論理ではなく、適材適所で人を使うべきです。小沢さんもそういう話が来たら、好きか嫌いかで判断せず、受けるべきです。国家のためなんだから。
 小沢さんは「壊し屋」と言われていますが、私は「壊し屋」でいいと言っている。国民目線で官僚政治を壊すということなら誰も文句言わないんじゃないですか。それをできるのは小沢さんしかいないでしょう。

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