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韓国で急増…『受験地獄に巻き込まれるのがイヤ』で子供を持たない夫婦

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提供:週刊実話

 韓国や中国には、犬(狗肉)を食べる食文化が残っている。同様の食文化はアジア地域を中心に見られるが、韓国ではスープの形で食すポシンタンなどの料理がポピュラーで、この料理は腸や胃を強くする、また体温を上げる効果があるなど、伝統的に健康に良いと信じられている。

 その中韓はともに大ワンコブームだ。30代の男性が出張のたびにおもちゃを買って帰る。誕生日に約1万円の新しいスーツを着せてあげ、日曜日にはこれを着て、妻とともに実家の「おばあちゃん(母親)」に会いに行く。これは実子の話ではない。韓国のワンコの話だ。

 「韓国では教育費と住居費の高騰や長時間労働などの理由から子育てができないという理由で、子供を産まない夫婦が増えています。実際、韓国の合計特殊出生率(1人の女性が出産可能とされる15歳から49歳までに産む子供の数の平均)は、世界最低の1.05人を記録しているのですが、それは子供が生まれれば、進学率の高い私立学校やそれに伴う受験戦争に勝ち抜くため家庭教師を付け、スポーツや芸術点を稼ぐための塾に通わせるなど、親が何十年も子供に資金を注ぎ込まなければならないというプレッシャーから逃れるためです。子供の代わりにペットに愛情を注ぐ夫婦は、むしろトレンドです。中国の金銭的な余裕から起きているペットブームとは趣が違いますね」(在韓日本人ライター)

 こうした韓国事情は分からないでもない。韓国・国民銀行のデータによると、韓国人は中程度の住宅を買うのに年収の約12.8倍分の資金が必要とされ、これは14年の同8.8倍から急増している。そして韓国の労働時間は、メキシコとコスタリカに次いで、経済協力開発機構(OECD)加盟国中3位の長さだ。

 「政府のデータによると、ペットを飼っている韓国の世帯は、12年の18%から18年には28%まで増えています。これにより、オーダーメイドの食事を届けるサービスや高価な写真サービスなどペットケア産業が大きく拡大している。ベンチャーキャピタリストの間では、ペット関連の起業もブームになっており、この点では中国と構造は同じです」(同・ライター)

 韓国農村経済研究院は、昨年2.7兆ウォンだった韓国のペット産業は、27年までに倍以上に成長する可能性があると予測している。

 16年9月、英国国民の要請により、同国の議会で、韓国の犬食を中断させる議論が始まった。日本の捕鯨といいアングロサクソンは、他国の食文化にお節介し過ぎだ。

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