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どうする? 金正恩 アメリカが本気になったぞ! “核”が飛び交うXデー

 9月16日、北朝鮮の核の脅威にどう対応するかを論議するシンポジウムでの発言で、「自衛的な次元で北朝鮮を打撃し得る」とのマレン元米統合参謀本部議長の発言は北朝鮮への先制攻撃に言及した。
 「北の持つ目前の核に対抗処置を講ずる時間は残されていません。中国情勢に詳しい台湾有力紙が『北朝鮮の核施設を狙った米国の軍事作戦を中国が黙認』と報じ、オバマ政権が作戦決行日のXデーの検討に入ったという衝撃情報も浮上しています。親北だったポーランドなど旧東欧圏も離れ始め、孤立感一杯の今がチャンスと言えるのです」(軍事ジャーナリスト)

 Xデーの候補には、6回目の核実験かICBM発射実験の直前、あるいは朝鮮労働党創立記念日の10月10日と、具体的な日まで語られている。
 「金正恩は語るに落ちたのです。サダム・フセインは『大量破壊兵器は持っていない』と命乞いをしたにもかかわらず米国に攻撃され滅ぼされた。逆に正恩は『核を持った』と世界中に宣伝し、韓国だけでなく米国までも核攻撃すると宣言しています。米国標準から言えば、北朝鮮は真っ先に先制攻撃すべき対象ですが、中ロの壁に阻まれていた。その重しが取れ、マレン元議長に続き、国防長官も北朝鮮への先制攻撃を辞さない姿勢を見せ、ホワイトハウスの報道官までもが言及しています」(同)

 国際社会は戦争防止策として、敵からの差し迫った脅威を除去するための「先制攻撃」と、敵の潜在的な脅威を除去するための「予防攻撃」を区別してきた。しかし、イラク戦争を契機に「予防」に限りなく近い「先制」攻撃を容認する方向に変わってきている。
 「韓国内ではすでに先制攻撃論が沸き起こっており、国会でも平壌の特定地域(正恩と幹部)を地図上から完全に消し去る作戦が報告されています。ただし韓国軍は北の核・ミサイル施設がどこにあるのか、金正恩がどこに潜んでいるのか知りません。偵察衛星や高性能の偵察機で北朝鮮を見張っている米軍から『どこを攻撃すべきか』を教えてもらわなければ実行できないのです」(軍事アナリスト)

 金正恩が最も恐れているのは、米国に抹殺されること。だからこそ、それを阻止するために世界の核クラブ入りをひたすら願っているのだ。
 差し迫る朝鮮半島危機−−。マレン元米統合参謀本部議長発言の3日後、今度はカーター国防長官が北朝鮮との戦争を「今晩にも戦う準備はできている」と語った。どうする? 金正恩よ、アメリカが本気になったぞ。

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