「平社長は育ての親で、安室自身も平社長を“東京の父”と慕っていた。その社長に喧嘩を売るように独立を宣言した。背後関係がクローズアップされています」(大手プロ幹部)
独立劇の仕掛人として名前が取り沙汰されているのが、安室のコンサートを手掛け、男女関係も噂されているイベント会社社長で18歳年上の音楽プロデューサー・N氏。
「N氏は、独立と男女関係の双方とも否定していますが、寿司屋での“親密デート”も目撃されています。N氏は仕事上のパートナーにもなっていますからね。事務所としては彼が独立を仕掛けたと信じて疑わないでしょう。しかし、N氏の独断で画策したとは思えない。彼のバックには芸能界の実力者の影がチラついていますよ」(音楽関係者)
大手プロ幹部が続ける。
「その実力者と平社長は“蜜月関係”で、以前は実力者に莫大な安室のプロモーション費を払っていました。しかし、平社長が脱税容疑で逮捕されてから、平社長の方から距離を置くようになった。実力者にはうまみがなくなっていたんです」
'01年、平社長は約25億円の所得隠しが発覚。法人税法違反で2年4月の実刑判決を受け服役。'06年に出所している。
「脱税したうちの5億円が使途不明金だったんですが、平社長は最後までその使途について口を割らなかった。おかげで5億円に関与していると疑われていた実力者は助かったんです。5億円はなにに使われたのか。一人泥を被った平社長は改めて義理堅い男だと評価されたんです」(音楽ライター)
出所後の平社長は一線から退いたが、陰で安室をはじめとした所属アーチストのプロデュースを手掛けていたという。
「安室サイドはライジングとの契約は“奴隷契約”だとして独立の正当性を主張しているようですが、安室に限らず所属アーチストには他の事務所では考えられないほど厚遇にしている。話し合いがつかなければ、民事裁判で争うことになる。いずれにしても、独立は安室にとって得することは何もないですよ」(前出・音楽関係者)
芸能界に義理人情なし。