「流出した写真を初めて目にした時は、ビックリしてまともに見られなかった。顔は確かに私なんだけど、誰かが他人のボディーをくっつけて修正したもの。最近は毎日、写真のことを聞かれて、うんざりしている。誰がやったか知らないけど、みんな真似しないでほしい」
クリスティは、2005年に国民的人気を集めたオーデション番組「超級女声」でデビュー。清純派アイドルとして大人気だが、まだ18歳。彼女にとって今回のエロコラ写真の流出は、かなりショッキングな出来事だったようだ。
クリスティに限らず、これまでエロコラ映像・写真に泣かされてきた清純派アイドルは、日本でも数多い。最近では、今月15日からハロプロのツアーで復帰する元モーニング娘。の紺野あさ美のアイコラが話題になった。かなりエロいヌード画像で、もちろん創作されたものだ。
「アイコラ画像がネットで流れると、その写真を男性向けの雑誌が掲載するんです。『××の全裸写真流出!』というタイトルがついているから、つい見てしまう。もちろん合成写真ですが、顔がアイドル本人の写真ですから、つい想像してしまうわけです」(ネットに詳しいライター)
被害に遭ったタレントや歌手は、雑誌に掲載されたら抗議したり裁判所に訴えるなど対抗措置を取ることが増えた。有名女優のアイコラ画像を掲載して裁判沙汰になった雑誌の編集者の話。
「ネット上は“無法状態”といっても言い過ぎではありません。詐欺まがいの売買や出会い系などで被害に遭えば警察の手が入りますが、それ以外は野放し状態。うちの雑誌でもネットから拾ってアイコラ映像・写真を掲載しますが、訴訟も多い。タレントサイドもネット上の流出は、どうにもなりませんが、雑誌に載るとすぐ訴訟です。特に最近は多いですね。訴訟が増えた理由の一つは、名誉毀損の損害賠償額がドンとはね上がったことがあります。今までは20万〜50万円でしたが、今は少なくとも100万円で、200〜300万円もザラです。判決で高い賠償額が出るものだから、すぐ和解になり、100万円前後で解決してしまうわけです」