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ビートたけしも参っちゃった過去 故・横山やすし氏の超破天荒人生がドラマ化

 “やっさん”の愛称で一世を風靡した破滅型芸人の故・横山やすしさんを描いたドラマが、11月に2夜連続でNHKBSプレミアムにて放送されることが明らかになった。
 「死ぬ間際までやっさんを支えた妻の故・木村啓子さんの『ひとつの星のように-夫・横山やすしとの忘れられない日々』の原作をドラマ化したんです」(吉本興業関係者)

 やっさんは20世紀を代表する天才漫才師といわれたが、酒によるトラブルで世間を騒がせたことは1度や2度ではなかった。
 「司会を務めた日本テレビの『スター爆笑Q&A』では、遅刻した上に出演者の片岡鶴太郎の胸ぐらを掴んで絡んだり、番組をドタキャンしたりでテレビ界のトラブルメーカーでしたよ。酒だけではない。金銭にルーズで、迷惑をかけられた芸人は数知れません」(お笑い関係者)

 あのビートたけしも被害者の一人で、当時をこう回想するほどだ。
 「まだ売れない頃、いきなり『ワシや横山や。今お前ん家のそばまで来とる。駅前のスナックにいるから悪いけど10万ぐらい持ってこい』と電話があった。なけなしの10万円を持って行ったら、ハシゴまでして払わされた。それからずっと奢りっぱなしで、そのまま死んじゃった」

 そんなやっさんは'88年、長男で俳優の木村一八が暴行事件を起こしたことで、所属する吉本興業に自ら謹慎を申し入れた。
 「翌年には復帰したんですが、3日目に酒気帯びでバイクと接触事故を起こし、さすがの吉本も堪忍袋の緒が切れて契約を解除。事実上の芸能界追放になった。代わって、啓子さんがNHKの集金のパートで家計を支えたんです」(吉本関係者)

 '92年には再び復帰を果たすが、“謎の暴行事件”で重傷を負ってから活動休止状態に追い込まれ、'96年1月にアルコール性肝硬変により51歳の若さで急死。啓子夫人も'08年、心筋梗塞で61歳の若さで亡くなった。
 ドラマでやっさんの素顔がどう描かれるのか注目だ。

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