問題の発言は、加山が冠になってJFN系列の一部の局にて放送される『加山雄三プレミアムステージ』にて放送されたもの。その中で、自身の好きなゲーム「バイオハザード」の新作が出る事を嬉しそうに語り、「この新作が出たら仕事をキャンセルしようと思ってね」とゲーマー宣言した。さすがに驚いたMCが「合間にやったらいいじゃないですか」というと、加山は次のように答えたという。
「映画も小説もゲームもひとつの娯楽かもしれない、でもゲームというのは自分で物語を作るキャラの生死も自分次第、無限の可能性があるよ。そんなゲームをね、僕は仕事の合間になんてできやしないよ、しっかり時間を取って、真正面から見なくちゃ」
この言葉を聞いたリスナーからは「ゲームに対しても含蓄のある言葉」「これだけ言ってもらえると、開発者は嬉しいだろうな」「さすがは永遠の若大将」との言葉が上がっていた。
加山雄三のゲーム好きは以前から知られているが、何より既に70歳を過ぎているのに、複雑なゲームシステムや反射神経に左右されるアクションゲームに、ついて行けているという事で、同じく高齢者ゲーマーの鈴木史朗と共に「凄い」と、たびたび称賛の声が上がっている。
ちなみに、この2人はニンテンドー3DSで発売された新作「バイオハザード・リベレーション」発売記念でスペシャル対談を行った仲だが、実は以前にテレビ局の廊下で偶然出会ったとき、お互いにゲーマーとして通ずるものがあったのか、無言の笑顔で握手、抱きしめ合ったというエピソードもあるそうだ。
この二人の共通点は、やはり「いつまでも若々しい」という事。柔軟な感覚や考え方、いつもテレビで見せてくれる元気な姿の裏には、ゲームをプレイする度に培われる反射神経と柔軟な思考があったと言えるのかもしれない。
願わくは、いつまでも元気で長生きして、お気に入りのゲームをプレイしてもらいたいものだ。