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香川照之は経営悪化『松竹』の救世主 同時襲名の四代目猿之助人気を凌駕

 経営悪化に苦しんできた松竹の救世主は香川照之か。

 松竹の業績が急回復している。'12年3〜8月期の連結経常損益で10億円程度の黒字になりそうだからである。うち演劇部門営業損益は2〜3億円の黒字となった模様で、前年同期は2億4900万円の赤字だったから大幅改善である。
 「今年は夏に大きな襲名イベントがあった。とくに人気をさらったのは、香川照之の市川中車襲名披露だった」(松竹関係者)
 松竹の襲名公演のチケットは1万4000円程度だが、市川中車披露公演は2000円程度高かった。それでも平日満席だったのだ。

 松竹の経営が悪化したのは、専門分野だった映画部門の落ち込みのほか、'10年4月に建て替えのため歌舞伎座を閉鎖したため。さらに東日本震災で映画興行不況が追い打ちをかけた。
 そのため'12年2月期決算では最終損益が34億円の最終赤字に陥っていたのだ。
 「そんな折に降ってわいたように持ち上がってきたのが香川の襲名でした」(歌舞伎界事情通)

 香川は二代目・市川猿翁、女優・浜木綿子の長男だが、両親は離婚。香川と猿翁との確執もワイドショーなどで伝えられた。俳優としては貴重な存在で、主役ではないが名脇役で引く手あまた。'00年『スリ』(キネマ旬報)でデビュー後は、映画だけでも50本以上に出演。今年も『任侠ヘルパー』ほか5本に出演している。
 CMでは『花王』のヘルシア緑茶でウエストを測る映像が好評を博している。そのため同時に襲名した四代目市川猿之助を凌駕する人気ぶりだ。
 「中車人気に喜んでいるのが松竹の迫本淳一社長です。このまま赤字を続けると、株主から間違いなく責任追及され辞任に追い込まれる。今回は香川の中車でしばらくは盛り上げていけるという確信を持ったようです。よく香川と銀座を飲み歩いていますよ」(前出・松竹関係者)

 松竹が活気を取り戻すのは時間の問題のようだ。

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