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武井咲、芦田愛菜、藤ヶ谷大輔と軒並み撃沈 夏ドラマ全滅の予兆でテレビ局に失望感

 テレビ局の業績を左右するドラマの視聴率が崩壊の予兆をみせている。

 とくによくないのがフジ。再建策として芦田愛菜を起用した『ビューティフルレイン』(日曜夜9時)は3回目でついに8.6%(関東地区、以下同)まで落ちた。3%台が続いた前枠『家族のうた』よりはましだが、愛菜でこの低調となると、枠そのものがなくなる可能性は高い。

 ごり押しの武井咲『息もできない夏』(火曜夜9時)も2回目で10%割れ目前(10.2%)となった。なぜか次々と主役を獲得する武井だが、視聴者に嫌われた格好である。この落ち込みに、息もできないぐらいの緊張感に見舞われているだろう。

 小栗旬『リッチマン、プアウーマン』(月曜夜9時)も2回目は11.3%でとてもゲックの視聴率とはいえない。タイトルが安直過ぎて観たいと思わないのだ。

 鳴り物入りで宣伝した『東野圭吾ミステリーズ』(木曜夜10時)も2回目は7.8%まで落ちた。TBSで放送中の同じ東野圭吾原作『浪速少年探偵団』(月夜8時)も3回目は5.6%でともに撃沈だ。

 他にTBS系でジャニーズ藤ヶ谷太輔が主演する『ビギナーズ』(木曜夜9時)は初回から8.5%と救いようのない数字。TBSでは向井理・尾野真千子『サマーレスキュー』(日曜夜9時)が初回14.7%と好ダッシュしたが、2回目は11.6%。この下降トレンドからいくと、上り目はないとみていい。

 視聴率の保証はなくても『ミタ』で40%の実績を作った松嶋菜々子が引っ張りダコになる理由がよくわかる。(編集長・黒川誠一)

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