太宰を取り巻く3人の女たちを宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみが演じる。それぞれ小栗と濡れ場を繰り広げているというが、あまりヒットは望めないようだ。
「蜷川監督の先ごろ公開された作品『Diner ダイナー』では、大々的に番宣したにもかかわらず、あまり当たらなかった。監督にもかかわらず、フォトグラファー目線で撮るのであまり映画ファンに受け入れられない」(映画業界関係者)
小栗は来年、ハリウッド進出作品となった「ゴジラVSコング」、ベストセラー小説を映画化した主演作「罪の声」が公開を控えるなど、相変わらず事務所の稼ぎ頭だが、ほかのタレントで予想外の大躍進を遂げたのが田中圭だ。
「昨年の主演ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)が大当たりし公開中の映画版も好況で、ボートレースのCMもゲット。以前、事務所の俳優のナンバー2は綾野剛だったが、すでに綾野の稼ぎは抜いたのでは」(芸能記者)
小栗の所属事務所の俳優陣の特徴は長身&イケメン。ここ数年は間宮祥太朗を売り出すも、主演ドラマ「べしゃり暮らし」(同)が低空飛行。そして、ここに来て、発掘&育成に行き詰まってしまったというのだ。
「事務所の社長は昔カタギの豪快な人物で、仕事さえしていればプライベートには干渉せず。小栗、田中、綾野はそれがあった上で売れたが、イマドキの若い男子はあまりそういう会社は合わないようで、もっと“規律”をしっかりさせた上で売り出してくれるトップコートやスターダストなどに流れてしまう。このままだと、小栗・田中・綾野の“3トップ体制”は変わらないだろう」(同)
世代により芸能事務所の体質も変革が求められているようだ。