有安は引退理由を「普通の女の子の生活を送りたい」と述べたが、このフレーズはアイドルが電撃引退する時の常套句ではある。そこには当然裏の理由も存在すると言われる。過去の例はどうだろうか。
「モーニング娘。の初期メンバーだった福田明日香は1999年に突如グループを卒業します。学業優先を挙げ、さらに、2017年6月に18年ぶりに出演した『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京系)においては、『普通に原宿とかを歩きたかった』と引退理由を述べていました。しかし、実際は最年長メンバーであった中澤裕子との確執があったのは有名な話です。年長者として教育係を自認する中澤と、最年少ながら抜群の歌唱力を誇った福田の間に対立が生じたようですね」(業界関係者)
さらに、有安に同じく、完全燃焼して芸能界引退に至ったアイドルもいる。 「乃木坂46の橋本奈々未は、グループの御三家と呼ばれるほど高い人気を誇っていましたが、2017年にグループ卒業と芸能界引退を発表します。もともと芸能界を志望したのは生活難の克服のためであり、弟の大学進学の学費を払うめどがついたため引退に至ったようです」(前出・同)
こうしてみると、アイドルの引退は端から見れば唐突に見えても、本人の中ではしっかりと結論が出ているものが多い。有安にも迷いはなかったのかもしれない。