「4月になってからのことです。タッキーは居並ぶジャニーズ事務所の幹部らを前に、『痛みの伴わない改革はあり得ない』とプレゼンし、今後、厳しい芸能界を勝ち抜くためにはジャニタレも競合相手になると熱弁をふるったというんです」(芸能プロ関係者)
ちなみに『ジャニーズアイランド』は1月15日に設立されたばかりの会社。ジャニーズJr.のプロデュースやイベントの企画立案、新人発掘が主な業務になるのだが、こうしたタッキーの積極営業活動に水を差す格好になっているのが、皮肉にも親会社であるジャニーズ事務所という。
「各テレビ局には“ジャニ担”と呼ばれるジャニーズ事務所専属の編成マンや番組プロデューサーが存在します。番組のキャスティングは基本、ジャニ担を通じて実施されるんです。だから絶対にジャニタレ同士の裏かぶりは起こりえない。事務所サイドが各テレビ局のジャニ担を通じて、しっかりとコントロールしているからです」(編成関係者)
ところが、このジャニ担の影響で、『ジャニーズアイランド』に所属するジャニーズJr.らの新規の仕事は一向に決まらないという。
「デビューが遠のくばかりか、テレビ局でレギュラー番組を持つことなど至難の業なんです。結果、このジャニーズの掟が新規タレントの育成を阻害し、事務所内に閉塞感を生み出しているんです」(放送作家)
そんな中、現在、タッキー一押しのJr.と言われているのが『Snow Man』。先頃、大成功を収めた舞台『滝沢歌舞伎ZERO』でもメインキャストに抜擢され、事あるごとに各局のプロデューサーらに売り込んでいるという。ところが、
「タッキーの動きにイライラしているのがジャニーズの現執行部。タッキーは神と言われるジャニー喜多川氏からすべての権限を委譲されているため、黙認している状態。近い将来、『King & Prince』対『Snow Man』というバトルが展開されるかもしれません」(同)
聖域なき改革に着手するタッキー。当然、気になるのは社長としての年収だ。
「基本、7000万円前後です。当然、アイドル時代の方が多かった。億は超えていましたから…。ギャラが下がっても社長業を受けたのは、敬愛するジャニー喜多川氏に対する恩義からですよ」(芸能関係者)
夢を達成するためには、派閥争いもやむなし。