エマの父は本来、彼女に地元のケンブリッジ大で勉強して欲しかったが、エマは海外留学をずっと希望していた。自分にはどこの大学が適正かを考慮した後、エマはロードアイランドにあるブラウン大に決定したらしい。
「最初の3か月は家に電話しなかったの。携帯のメールは送ったんだけど、電話をかけることはつらかったの…で、急に涙が止まらなくなっちゃって。父は『自分らしくしなさい、そうすれば大丈夫だ』って、母は『暖かいコートを羽織ってね』ってもっと優しく言ってくれたわ。母は、防寒着とイギリスのチョコレートを送ってくれたの」
またエマは学校のロッカーの暗証番号を解読するために、真面目に『ハリーポッター』の魔法の杖が欲しかったと思ったと語った。
「すごい深刻な問題だったの。ロッカーの暗証番号なんだけど、記憶している番号をますこちら側に廻して合わせてから、次に反対方向に廻して…自分の郵便物をとるためにこの忌々しいロッカーが開かないんで、15分もの間立ち尽くして泣き出しそうだったわよ」
現在アメリカで勉強中のエマ、イギリスでは飲酒可能な年齢ではあったが、アメリカの法律を遵守するために、在学1年目は飲酒を避けていたという。
「次の日、10時間の撮影があるのに、呑み過ぎなんてダメでしょう。それにアメリカでは飲酒できる年齢じゃなかったし、無神経な気がしたから、ブラウンでの1年目はお酒を飲まなかったの」