ガリアーノは、先月24日、パリであるカップルに反ユダヤ主義的な暴言を浴びせ逮捕されていた。警察の調査が始まると、過去のヒトラー礼賛のビデオも発見されるなど、一連の行動からの責任を取らされる形で、『クリスチャン・ディオール』のデザイナーを解雇されていた。
ガリアーノの弁護士、ステファン・ゼルビブ氏は、現在、警察の調査が進行中のガリアーノの暴言は、アルコールに処方薬が混ざったために起こったかもしれないと示唆した。
「何が起こったのかは、説明しません。これは我々のうちの誰にでも起こり得ます。誰でもバーには行き、少し飲んでから他人とイザコザをおこす…これはお酒と処方薬が混ざったからです。この状況では、たいへん弱い立場にいます…」「この真相を知らない人たちは、何とでも言えます。話すことも、批判することも、ガッカリすることも簡単なのです。しかし、この方々は、本当に何があったのかはわかりません…ガリアーノは、人種差別主義者や反ユダヤ主義ではありません」
また、オンラインで公開されたガリアーノのビデオについて尋ねられたゼルビブ氏は、「もちろん、これにはゾッとさせられます。ただ、今日は、このビデオは何の価値もないといっておきます」とコメントするだけだった。