メディアの調査、分析を行うニホンモニター社が「2014タレントCM起用社数ランキング」を発表。トップに立ったのは、女性タレントがローラ、男性タレントが櫻井翔(嵐)と松岡修造だった。
調査期間は2014年1月1日〜11月30日で、対象局は日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ (東京地区地上波オンエア分)。番組宣伝や本人出演のCD、DVD、ゲーム(ソーシャル含む)、楽曲配信、映画CMやPV出演での露出等は除かれている。
女性タレント部門では、上半期(1月1日〜6月30日)、12社に起用された有村が、桐谷美鈴とともに首位に並んでいたが、上半期10位タイ(8社)だったローラ(前年3位)が14社に起用され、大逆転で今年のCM女王となった。有村は13社で惜しくも2位となったが、昨年の6位タイから大きくジャンプアップした。
3位タイには12社で、上戸彩(前年6位タイ)、大島優子(同16位タイ)、桐谷(同11位タイ)、島崎遙(AKB48=同6位タイ)、堀北真希(同11位タイ)の5人が並んだ。
昨年のCM女王だった武井咲は11社で、渡辺麻友(AKB48=同20位圏外)と同数で8位タイに終わり、2連覇はならず。
以下、10位タイ(10社)が杏(同20位圏外)、小嶋陽菜(AKB48=同11位タイ)、ベッキー(同6位タイ)、本田翼(同16位タイ)、マツコ・デラックス(同20位圏外)。15位タイ(9社)が石原さとみ(同16位タイ)、山本美月(同20位圏外)となった。
12年首位タイ、昨年2位だった篠田麻里子はランキングから消えた。前年4位タイのきゃりーぱみゅぱみゅと剛力彩芽もランク外となった。板野友美、柏木由紀、前田敦子もランクから消え、全般的に現元AKB勢のCM起用数は減少傾向の1年だったようだ。
一方、男性タレント部門では、櫻井(前年3位タイ)と松岡(同6位タイ)が11社で首位。櫻井は初、松岡は08年以来、6年ぶり2度目のトップとなった。
以下、3位タイ(10社)が相葉雅紀(嵐=同6位タイ)、阿部寛(同15位タイ)、本田圭佑(同22位圏外)。6位タイ(9社)が大野智(嵐=同6位タイ)、岡田准一(V6=同22位圏外)、木村拓哉(SMAP=同3位タイ)、西島秀俊(同15位タイ)、二宮和也(嵐=同6位タイ)、向井理(同2位)。12位タイ(8社)が石川遼(同1位)、香川真司(同22位圏外)、錦戸亮(関ジャニ∞=同6位タイ)、松本潤(嵐=同15位タイ)、村上信五(関ジャニ∞=同6位タイ)、横山裕(関ジャニ∞=同15位タイ)となった。
09年から昨年まで、5年連続1位だった石川は急降下。全体的に中堅ジャニーズ勢の健闘ぶりが目立った。
来年は誰がトップになるか? 若手タレントの躍進にも期待したい。
(坂本太郎)