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袋麺CM戦争で役所広司が一歩リード 後発対抗馬の織田裕二は宣伝戦略失敗

 テレビで今、袋麺のCM戦争が勃発している。
 その引き金になったのが、役所広司が出ている『マルちゃん正麺』(東洋水産)である。
 「昨年11月に発売された『正麺』は今年9月で1億3000食、金額で130億円規模売った。この世界、年間30億円で大ヒットですから、これは異常な売れ行きというしかない。これまで袋麺がこんな短期間でバカ売れしたのは過去にあまり例がなく、この現象を業界では“マルちゃんショック”と呼んでいます」(即席麺業界関係者)

 誰もが驚いたのは、東洋水産がCMに役所を起用したことだ。役所と正麺のコラボは異例だが、これが成功したのだ。映画などで渋い二枚目を演じる役所に「麺がうまい。ウソだと思ったら食べてください」と言わせた戦略が功を奏したといえよう。彼が食べるなら自分も、と中年のオヤジたちがスーパーで買いあさったのである。

 そんな役所『正麺』に対抗する形で殴りこみをかけてきたのが、織田裕二『麺の力』(サンヨー食品)である。9月に記者会見を開いたが、織田は会場には姿を見せずVTRだけの出演となった。
 『麺の力』はネーミングからして『正麺』を意識しているのは確か。そのシェアを食おうという野心がみえみえである。CMは「試食第1号篇」(15秒)、「ファン第1号篇」(15秒、30秒)を9月末まで放送。さらに11月には「もちもち篇」(15秒、30秒)、「おかわり篇」(15秒、30秒)を放送する計画である。
 しかし、織田が会見場に来ないなど非協力的なため、売れ行きはイマイチだった。

 そんな中、ダークホース的存在といわれていたのが、照英のCMで9月から販売されている袋麺『ラ王』(日清食品)である。
 ただ、こちらも評判はいまひとつ。真夏に槍ヶ岳山頂で照英が『ラ王』を食べるシーンをロケしたのだが、撮影スタッフが一般登山者の山頂登頂を妨害していたと朝日新聞投稿欄に掲載され、CMはボツになるというケチもついた。

 結局、袋麺戦争は役所の一人勝ちとなった。
 明らかに他の2社の宣伝戦略が、負けの原因といえる。(編集長・黒川誠一)

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