強姦などの容疑で逮捕された北九州市の無職、井上貴志容疑者(42)を、被害者の少女10人を特定した大阪府警が最終送検したのは3月30日。
「井上容疑者が関係を持ったのは12〜15歳までの少女。その子たちは全員、カネをもらわず関係を持っています。きっかけは、ほとんどの場合が、井上容疑者のブログへの書き込み。少女たちが悩んでいる様子がわかると、『一人で悩まないで。人生の先輩として相談に乗ってあげようか』と声をかけていたのです」(捜査関係者)
一定の信頼関係ができると、次の段階では性的なやりとりに誘導。「胸のサイズはいくつ?」「BorCです」「ぼくとHする?」「仲良くなったらね」といったやりとりが続く。井上容疑者のブログにはチャット機能も付いており、少女たちとの交流ぶりが多数残っていたのだ。
「井上容疑者には定職はないが、彼は少女たちに会うためには全国どこへでも出掛けた。立件された10人の少女は大阪、東京、沖縄など7都府県にまたがり、現地でレンタカーを借りて少女を乗せラブホテルへ行き犯行に及んだ。そして事が終わった後には必ず、当日の少女の様子や胸の形、陰部の佇まい、触った時の身体の反応など、事細かに日記に書き綴っていたのです」(同)
井上容疑者の自宅から押収されたパソコンには、少女50人の裸の写真約6000枚と、ポルノ動画が50本も保存されていたという。
保護された少女たちに言わせれば、「いいオジサン」だったという井上容疑者。その才能を他に生かせなかったのか。