かねてから、契約問題は報じられてきたが、レプロ側が声明を発表するのは初めて。法的手段に出る意向も示した。
能年は同日に発売された『週刊文春』のインタビューで、6月末で契約は終了したと表明し、SNSでは、「のん」に改名。再スタートを切ることまで宣言した矢先だ。
それを頑なに否定するように、レプロの公式HPには、能年のプロフィールがこれまで通り掲載されており、ついに最終手段に出た。レプロは契約問題について「現在までその解決に至っておりません」という。
レプロは15年1月に、能年が女性演出家とともに無断で個人事務所を設立したことを問題視。その後、事務所関係者によれば、能年に話し合いを求めたが、一切応じなくなり仕事も拒否したという。
今年6月までの契約も、後半の約1年半を契約不履行とみなし、既に契約延長を申し入れていたという。
「『文春』のインタビュー記事を読んで、能年さんのけなげさは伝わってきました。しかし、契約上の問題をこのまま解決せずに延ばしていても、彼女が芸能活動を再開はするは無理です。テレビ局も企業も起用するわけにはいきませんから」(民放関係者)
大手芸能プロ関係者も言う。
「レプロとしっかり話し合いのできる後ろ盾がいればいいのですが、女性演出家はそれができないようですね。正直、表向き契約違反しているのは能年なので、裁判になってもならなくても、彼女は不利な立場です」
レプロといえば、芸能事務所バーニングの傘下。一時は、バーニング所属歴35年で、発言力のある小泉今日子の後押しも囁かれたが…。
「バーニングの社長は、レプロの社長の憤りにはむしろ共感しています。能年さんは世間知らずなまま無謀な手段に出てしまいました。このままだと、たとえ小泉さんの発言力をもってしても、どうにもなりません」(スポーツ紙記者)
法的処置ともなれば、いよいよ芸能界の大物たちも、口を挟めない事態。次に能年の姿を拝めるのは法廷だろうか。