クリント・イーストウッド監督の『ヒアアフター』で、死者が見える霊能者を演じているマット。しかし、リアルな世界でそんな能力を持った人はいないと考えている。
似非の不思議体験に陥れられると考えたマットは、現実世界の霊能者を訪れることさえもなかったと語った。
「心配していたのは、ペテン師たちによる、まるで『不思議な国のアリス』のウサギの穴みたいのに堕ちるような幻覚体験だったんだ。あの業界のほとんどが、クワセ者だよ。といっても、どんな形にしろ、純粋に心を動かされる人はいるとは思うけどね。僕はただ、そういう人達に出会う機会がなかったよ」
またマットは、俳優仲間のマーティン・シーンが心臓発作を起こした時に実際に体験した話を聞いたことで、臨死体験に関しては寛容のようだ。
「マーティン・シーンから、彼が心臓発作を起こした時の『地獄の黙示録』での臨死体験を聞いた。『ディパーテッド』の撮影中のある日、その信じられないような話をしてくれたんだ」「それは多くの人が経験したことがあるような話だったよ。僕が何かで読んだ1人は、実際に28分間死んでいたらしい。これは確か当時では最長記録だったと思うよ」
最近マットは、『ジェイソン・ボーン』シリーズのことを尋ねられて、とても興味深いコメントをした。
「オンライン・ニュースで、僕の主演しない全く違う『ジェイソン・ボーン』シリーズが、トニー・ギルロイが監督する、なんて読んだよ。誰もそんな話してくれてないし、本当に誰からも連絡がないんだよ。多分、みんなは僕が何かインサイダー情報なんかを知っていると思っているみたいだけど、僕の立場なんて推して知るべしだよ」