9月3日にスタートしたNHKドラマ10『ガラスの家』(全9回)がそれだ。鈴木京香と長谷川博己が互いに股間を濡らし合った『セカンド・バージン』の大石静氏が脚本を担当している。
2人の成人した息子を持つ年の離れた夫に嫁いできた若く美しい女性の登場で、男所帯の家庭に波風が立ち、ガラスのようにもろく崩れていく様を描くもの。斎藤と井川が、禁断の愛に目覚めていくストーリーである。
斎藤は184センチの長身を武器に義母(井川)を口説くところが売りだ。
「東海テレビの昼メロかと間違えるほどエロ度はかなり高い。今もっとも売れている斎藤をメインにもってきたNHKの目論見がよくわかります」(テレビ雑誌記者)
女性視聴者を夢中にする斎藤とは、どういう男なのか。
父親が映画製作や吹き替えを事業とする東北新社に勤務していたこともあり、幼い頃から映画には興味があった。高校時代に『メンズノンノ』などの雑誌モデルを経て役者を目指す。
01年、韓国のプロデューサーにスカウトされて『時の香り』でデビュー。10年あたりから連続ドラマや単発に途切れることなく出演している。今年はドラマ10『いつか陽のあたる場所で』の他、『カラマーゾフの兄弟』(フジ系)『八重の桜』(NHK)『仮面ティーチャー』(日本テレビ系)とまさにノンストップ状態である。
「『ガラスの家』は12〜13%が合格ラインです。映画化へスピンアウトできたら成功といえるでしょう。そして、井川と不倫ロマンスを流せば、一流俳優の仲間入りです」(テレビ業界関係者)
シナリオ通りいくかどうか、すべては斎藤のオーラルプレイにかかっている。