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ドラフト裏スクープ 孫・ソフトバンクがレッドソックス買収&花巻東・大谷強奪計画(1)

 米国3位の携帯会社を買収して世界市場に打って出たソフトバンクが、大リーグ球団のボストン・レッドソックスの買収に乗り出しているという。ホークス買収で国内の業績を急成長させた孫正義社長。今年のドラフト会議からも新たな世界戦略が見えてきた!

 10月19日、クライマックスシリーズのファイナルラウンドで日本ハムに敗れ、日本シリーズ進出を逃したソフトバンクだが、オーナーの孫正義社長(55)は意気消沈するどころか、「世界一への新たな挑戦」に胸をときめかせているという。
 ソフトバンクの孫社長は10月15日、全米3位の『スプリント・ネクステル』(以下スプリント社)の事業に約1兆5709億円を投資することを発表した。これで同社の株式を70%保有して子会社化することで、ソフトバンクの携帯電話の契約数は日米で9600万件となった。

 「これでNTTドコモ、KDDI(au)を抜いた。いずれは世界一」
 と抱負を述べた孫社長は「(米国の携帯電話の)ネットワーク速度は日本の半分程度で非常に遅い。しかも、市場は上位2社が寡占しており、挑戦者にとってはまたとないチャンス。ソフトバンクが日本で体験してきたことを再現したい」とも語り、これまで日本国内で培ってきた販売ノウハウの投入で、世界一の契約件数を獲得する手ごたえを隠さなかった。
 「『日本で体験してきたこと』とは、ドコモ及びauとの通信速度等の技術競争もあるが、プロ野球を使った知名度アップと営業促進も含まれます。福岡ソフトバンクホークスの球団買収こそ、孫社長の成功そのものですから」(全国紙経済担当記者)

 '04年12月にダイエーからホークスを総額200億円で買い取ったソフトバンクは、'06年3月にボーダフォン・グループからボーダフォンを約1兆7500億円で買収し、ヤフーとの携帯電話における業務提携も発表した。そこから8年の年月をかけ、携帯電話の契約件数を2倍増させたのである。
 今回の1兆5709億円投資を疑問視する向きもあるが、ボーダフォンの買収時より少ない投資額に加え、円高の追い風もある。返す刀で米球界にも進出。孫社長は日本市場で培った販売戦術を米国市場に持ち込もうとしているのだ。
 「伏線はあったのです。昨年オフ、ソフトバンクはエース・和田毅投手を2年総額6億4000万円でオリオールズへ移籍させ、メジャー志望の川崎宗則内野手も快くマリナーズに送り出した。ソフトバンクのメジャー進出に備え、いつでも配下へ置ける準備を整え始めていたのです」(ホークス担当記者)

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