「この2番組の視聴率もシングルで日テレやテレビ朝日なら打ち切りになっているレベルです。カトパンはこのままフジと心中したくないと決断したんですよ」(前出・事情通)
加藤からも愛想を尽かされたフジテレビ。その凋落ぶりは確かに目を覆いたくなるような惨状なのだ。
「4月期、7月期、フジが立ち上げたドラマやバラエティー番組は軒並み大コケしている。新バラエティーの『爆笑キャラパレード』、『ニッポンのぞき見太郎』などすべてシングル視聴率。局の運命を託した『バイキング』『直撃LIVEグッディ!』『みんなのニュース』は相変わらずの絶不調。かつて黄金期を作った『めちゃ×2イケてるッ!』や『とんねるずのみなさんのおかげでした』もいまやシングル常連で打ち切り当確。視聴率週間ベスト10にフジのバラエティー番組は1本も入らない」(制作関係者)
さらに、最近になってキャスティングさえままならない状態になっているのだ。
「芸能プロへのバラエティーやドラマの出演オファーに対しても、フジテレビと名乗るだけで電話を切られるような状況なんです。ギャラを他局よりアップしても厳しいですね。フジの番組に出演しても視聴率が取れず、最終的にタレントとしての好感度やこれまで築いた信用を棄損してしまうからです」(制作会社幹部)
さらに、負の連鎖は止まらない。決定打となったのがトヨタ自動車などナショナルクライアントと呼ばれるスポンサーの出稿停止だ。
「『月9ドラマ』からTOYOTAが降りそうです。視聴率や内容に対する不満です。このフジ離れは他のナショナルクライアントにも影響を与えている。今後、どんどん広がっていきますよ」(広告代理店幹部)
そんな加藤を巡り、各テレビ局は争奪戦を展開中だ。
「テレビ界では“ポストベッキー”と呼んで期待しています。10月から日テレやテレ朝、TBSに出演する。特に、日テレは来年の『24時間テレビ』司会に起用する方針のようですから意欲マンマン」(業界関係者)
CM界もテレビ局に右倣えの状態だ。
「今秋以降も新CMが続々決まっている。内定しているのは化粧品メーカーと下着メーカー。男性ファンを喜ばせるのは下着のCM。何でも、Eカップ巨乳のカトパンが新作のブラを着用して登場…なんて演出プランが囁かれている」(前出・広告代理店幹部)
今後はバラ色か。