小島は早稲田大学教育学部卒業。当初は国語の教員志望だったが、在学中にはじめたお笑い活動が忙しくなり教員免許は取得していない。小中高の学校教員になるには、原則として、大学で教職課程において所定の単位を取得し、教育実習へ参加することで免許が取得できる。その後、各自治体や私立学校が実施する採用試験に合格する必要がある。
お笑い芸人は意外な資格持ち芸人が少なくなく、教員免許もそのひとつである。
「裸芸で『R-1ぐらんぷり2017』(フジテレビ系)で優勝したアキラ100%は、中学校の社会科と高校の公民科の教員免許を持っています。ただ、教員としての就職経験はありません。同じくお笑い芸人のあばれる君も、中学校社会、高校では地理歴史の免許を持っています。実は父親は校長までつとめた教員で、親としては同じ仕事についてほしい思いもあったかもしれませんね」(芸能ライター)
さらには、実際に学校の先生として働いていた芸人もいる。
「90年代に『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)で、“スベりキャラ”として知られた幹てつやは、大阪体育大学を卒業後、高校でバレーボールの指導をしていました。また、無名芸人ですが、キャッチャー冠野は元教員で、学校の内情を暴露するピン芸で知られます。大学卒業後、会社員生活を経て通信教育で教員免許を取得して中学、高校の教員をしていました。大阪出身ですが東京で芸人活動をはじめたのは、教え子が卒業するまでは迷惑をかけないようにとの配慮だったようです」(前出・同)
意外な経歴を持つ芸人は少なくないが、教師と芸人はもっともイメージのギャップがあるものなのは確かだろう。