そのためか、進次郎氏が突如、「結婚観」を語ってからは大騒ぎ。政治部記者らがこぞって女性関係を洗いだしたが、実は地元では密かに同氏の「婚活」が進行しているようなのだ。
政治部記者がこう明かす。
「実は、進次郎は出馬前に省庁の女性職員と一度、見合いをした経験があるのですが、昨年末の総選挙で当選して以来、嫁取り話が再燃。加速化していると評判なのです。というのも、元々後援会や父親の純一郎氏は『小泉家の跡取りには、悪い虫がつかないうちに身を固めさせたい』との思いが強い。さらに27歳で初当選した進次郎氏もこの4月に32歳となり、今や82人の議員を擁する青年局長に上り詰めた。これだけの若手議員らを率いるには、有能な伴侶が必要なのは自明の理で、地元の有力後援者らが本腰を入れ始めたと見られているのです」
また、別の女性政治部記者によれば、飛ぶ鳥を落とす勢いの進次郎氏には、年明けから「党幹部らが縁談を持ち込んでいる」との話も流れていたという。
そうした中で、これに関連して注目を集めていたのが、自民党の野田聖子総務会長の発言だったのだ。
「実は3月3日に野田氏は岩手県釜石市を訪問。この時に子育て中の母親たちと懇談したのですが、いきなり『小泉進次郎君にあなたが結婚し、子供を産みたくなるような国策を考えてとお願いしているのですが、まだ答えは出ていません』と発言したのです。人気者を引き合いに出して笑いを誘うのはいいが、唐突すぎて、本当に縁談話が持ち込まれている可能性が指摘されていたのです」(前同)
要は、野田氏が進次郎氏周辺に渦巻きだした婚活事情を、小耳に挟んでいた可能性が指摘されていたのだ。
もっとも、今や進次郎氏の婚活話は、後援者筋でも注目の的。地元関係者からもこんな情報も寄せられているのである。
「進次郎氏の父母は離婚しているが、父親の純一郎氏が結婚したのは36歳の時。『エスエス製薬』創始者の孫娘だった夫人の佳代子さんは、当時、青山学院大の4年生で、純一郎氏は翌年初めて大蔵政務次官就任、その後、自民党中枢に上り詰めていったのです。そのため、適齢期となった進次郎氏に後援会はやきもき。政財界を通じて断続的に良縁を持ち込んでいるが、本人がなかなか承諾しないというのが真相らしい」
“政界のサラブレッド”のハートを射止めるのは、至難の業ということか。