4月からは本格的に東京進出を果たし、深夜ながら冠番組『霜降りバラエティ』(テレビ朝日系)がスタート。この番組は人気の『ロンドンハーツ』(同)と同じ加地倫三氏がエグゼクティブプロデューサーを務め、勢いのあるテレ朝バラエティの精鋭が集まっていると言えるだろう。また、深夜ラジオ番組『オールナイトニッポン』(ニッポン放送系)のレギュラー番組もスタート。番組内では、あるテレビ番組のスタッフから、せいやが「こども」、粗品が「天狗くん」と呼ばれているといった暴露話などが話題となった。さらに、せいやが壇蜜との2ショットシーンを目撃され熱愛疑惑が生じ、週刊誌記者に直撃されたエピソードも話題となり、その壇蜜が11月に電撃婚を果たし、せいやが“失恋”するなど「引き」も強い。
霜降り明星の快進撃には所属の吉本興業のプッシュもあるだろうが、彼らが実力者であるのも確かだろう。レギュラーのほかにも数多くの番組にゲスト出演し、彼らが得意とする小さなフリとボケがうまくハマり、着実に結果を残しつつある。
現在の霜降り明星のライバルと言えば、兄弟漫才のミキだろう。兄の昴生は、粗品より先輩のはずなのにタメ口を聞かれるといった「舐められキャラ」も板についてきた。さらに関東芸人のカミナリなども彼らが常に意識する存在だと言える。
2020年の彼らの目標としては、やはりゴールデンタイムでのレギュラー獲得がありそうだ。当然そこでは、ほかの芸人との絡みも増えてくる。その先には当然、ダウンタウンに続く「天下取り」もありそうだ。彼らがどのような飛躍を見せてくれるのか期待したい。