『第66回・カンヌ国際映画祭』(フランス)で5月20日夜(日本時間21日朝)、コンペティション部門に出品している『藁の楯 わらのたて』(三池崇史監督)が公式上映された。
「上映後、満席の会場は総立ちとなり、拍手や歓声が5分間続き物凄い盛り上がりを見せました。主演の松嶋菜々子(39)は大沢たかおとともに、感無量の表情を浮かべていました」(映画評論家)
“カンヌ初体験”の松嶋は、背中が大きく開いた『ドルチェ&ガッバーナ』のドレス姿。上映前のレッドカーペットでは、欧米の女優陣に引けを取らないセクシーさを見せつけた。
「あっという間にレッドカーペットが終わってしまった印象です。(上映後)拍手を頂いて、とても感動しました」
と、やや緊張した面持ちで話した。
「この時点で審査結果は出ていませんが、いずれにせよ、“国際派女優・松嶋菜々子”が誕生したことは間違いありません」(芸能ライター・常山洋氏)
ただ、舞台裏ではこんなことがあったという。
「当然現地では、出品作の監督や出演者は数多くの取材を受けるのですが、松嶋の取材に関しては“事前に何を質問するのか教えてほしい”という指示があったそうです。やはり“犬”のことで、相当ナーバスになっていたようです。もちろん、犬に関する質問は絶対NGでした」(マスコミ関係者)
“犬の件”とは、松嶋・反町隆史夫妻の飼い犬ドーベルマンが同じマンションの住人に噛みついた事故。負傷した住人が転居して賃料収入を失ったとして、マンション管理会社が松嶋夫妻側に約5220万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁が14日、夫妻に385万円の支払いを命じたことをさしている。
「双方ともに控訴の可能性もありますが、コトの発端は一昨年5月。ケガをしたのは、著名デザイナーS氏の夫人でした。S氏とはすでに示談が成立していましたが、この一件が原因でS氏はマンションを退去。不動産管理会社はS氏が住み続けていれば得られていたはずの家賃収入、約5200万円(家賃月175万円の27カ月分+弁護士費用)の損害賠償を請求したのです」(ワイドショー芸能担当デスク)
それにしても、1カ月の家賃が175万円とは、さすが松嶋。
「このマンションから夫妻はすでに転居しましたが、神奈川県逗子市内に別宅があり、滋賀・琵琶湖畔には、織田裕二も遊びに来た船着き場もある別荘を保有している超セレブ。現在は、愛娘の通学のため、渋谷・広尾界隈に住んでいます。蛇足ながら、これらの物件のほとんどは、松嶋の稼ぎによって購入することができたと言っていいでしょう」(芸能記者)
相模女子大高等部1年の時にスカウトされ、モデルデビュー。3年の時に旭化成『'92年水着キャンペーンガール』に選ばれた松嶋は典型的な“キャンギャル成り上がり女優”だ。
「もともと上昇志向の強かった彼女は、自分の名前を売るために、恥ずかしいことでも積極的にやっていました」(広告代理店営業マン)
実際、その頃撮影されたCMは、かなりショッキングなものだった。
「お尻をカメラに向け上半身を前に倒し、股の間からのぞいた松嶋の顔のアップからスタート。もちろん、衣装は超ハイレグの水着。そして、スレンダーなバディを舐めまわすかのようなカメラワークに両目を真ん中に寄せる“変顔”や“アッカンベー”などが挿入されるという面白くてセクシーな作品でした。“Yゾーン”の青々としたヘアの“剃り跡”がよくわかると評判になりました」(広告代理店関係者)