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追悼 大橋巨泉とビートたけしと仲間たちの爆笑秘話(2)

 ところが、ある日のこと。巨泉さんは突如、「このリゾートマンションの近くには250ヤードのゴルフ練習場がないから引っ越す。マンションは売らない」と、千葉県のチバリーヒルズに引っ越してしまったという。
 「250ヤードのゴルフ練習場は、マンション近くにもあった。では、なぜ突然引っ越したのか。マンションの下に活断層があることが分かって、怖くなったからですよ。しかも、売らないと言っていたのに実際は売っていた。巨泉さんの言葉を信じていた石坂などは最後まで売らなかったのですが、そのために不動産ゴロが居ついて売れなくなった。それでも憎まれはしなかったですね」(芸能関係者)

 チバリーヒルズに引っ越した巨泉さんは、自宅近くにゴルフ場が多くあることから、盛んにファミリーを誘ったものの、誰も訪れなかったという。その理由について、かつてのゴルフ仲間はこう話す。
 「巨泉さん、ゴルフはシングルの腕前なんですよ。それなのにインチキをする。彼のゴルフにはOBがないんです(笑)。ボールを持ち歩いて、コースから外れた場合はポケットから出し、フェアウェイでポトリと落として“ここにあった”とやる。マナーもよくはなかったですからね。出禁になったゴルフ場もあったほどですよ」
 見かねたテレビ関係者がマネージャーに注意したところ、「人一倍負けず嫌いなので、それだけは注意できない」と言われたという。

 巨泉さんは56歳の時に芸能界“セミリタイア”を発表。その後は、1年のうち11月から4月まではオーストラリアとニュージーランドで過ごし、6月から9月まではカナダで土産店を経営。5月と9月から10月末まで日本に滞在するという、優雅な生活を送っていた時期もあった。
 「日本にいるときは、石坂や関口、たけしらの番組に『お前の番組に出てやる!』と、半ば強引に出演する。ファミリーは“とんでもないオヤジだ”と言いながら、そうやって出稼ぎに帰って来る巨泉さんを楽しみに待っていたんです」(前出・テレビ関係者)

 最後のテレビ出演となったのは、黒柳徹子、故・永六輔さんとのスリーショットが実現した今年2月4日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)。
 巨泉さんはしみじみと「植木等さん(享年80)も亡くなったし、ハナ肇(享年63)も亡くなったし、勝新(太郎・享年65)も亡くなったし…。俺のことを『おい、巨泉』なんて言うのはもう永ちゃんしかいないな」と語っていた。その永さんも7月5日に死去し、昭和はますます遠のくばかりだ。ハチャメチャでも愛された巨泉さんに合掌。

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