アメリカ・ジョージア州ロックデール郡保安官事務所が、公式Facebookで「最重要指名手配者リスト10人」を公開。その投稿に対し、過去に犯罪を犯したものの逮捕されていなかった40歳の男がコメントしたところ、これがきっかけで逮捕された。海外ニュースサイト『New York Post』と『NDTV』、『Global News』などが12月7日までに報じた。
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報道によると11月28日、郡保安官事務所はその月の「最重要指名手配者リスト10人」の詳細を公式Facebookに投稿した。リストに記載された犯罪者たちは殺人や武装強盗、加重暴行、誘拐などの重大な罪を犯していた。
リストの中に40歳男の名前はなかったが、男は投稿を見て29日までに自らのFacebookのアカウントで「自分は(入っていないの)?」とコメント。同事務所は男のコメントに反応し「あなたは正しい。あなたは2つの罪で令状が出ている。今君を逮捕するために向かっている」と返信した。なおこの投稿は現在も削除されておらず、投稿には400近くの「いいね」が付き、190件ほどシェアされている。男のコメントも残っており2000以上の「いいね」が付いている。
男がコメントしてから約2日後の12月1日、同事務所は男を逮捕したことを男の写真と共に公式Facebookで発表。市民の協力に感謝し捜査班を称えた。なお令状の時期や詳細については発表されていないが、同事務所によると保護観察違反となる重罪だったという。男の供述は現在までに発表されていない。ふざけて同事務所の投稿にコメントしたのか、自分が指名手配犯か心配で、確かめるためにコメントしたのか理由は不明である。
このニュースが世界に広がるとネット上では「男がコメントした理由は分からないけど、自分から警察に挑発するなんて罪の意識が低すぎる」「自分は捕まることはないと思っていた可能性もある」「男は最重要指名手配者リストに自分の名前がなくて悔しくてわざとコメントをしたのかも」「男は自分のアカウントから投稿しているし、もう犯罪者として逃げることに疲れたのかも」「郡保安官事務所がいたずらだと思わずに、きちんと捜査したことが素晴らしい」といった声が上がっていた。
投稿をきっかけに男が捕まったことは何よりだが、男の投稿を見逃さず対応した同事務所も称賛されるべきだろう。
記事内の引用について
「Georgia fugitive gets himself arrested after commenting on ‘most wanted’ post」(New York Post)より
https://nypost.com/2022/12/03/georgia-fugitive-christopher-spaulding-arrested-after-commenting-on-police-most-wanted-facebook-post/
「US Fugitive Caught After His Facebook Comment On Most-Wanted Criminals List」(NDTV)より
https://www.ndtv.com/offbeat/us-fugitive-caught-after-his-facebook-comment-on-most-wanted-criminals-list-3575088
「‘How about me’: Man arrested after commenting under police ‘Most Wanted’ list」(Global News)より
https://globalnews.ca/news/9332479/man-comments-most-wanted-list-arrested-christopher-spaulding-georgia/