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退社しても桝太一アナが『バンキシャ』続投のワケ 新たな日テレエースアナ候補は

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桝太一

 日本テレビの桝太一アナウンサーが、23日に生放送されたMCを務める同局系「真相報道バンキシャ!」の中で、3月いっぱいで同局を退社することを発表した。

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 桝アナは東京大学大学院農学生命科学研究科修了というアナウンサーとしては異色の学歴を引っ提げ、2006年に同局入社。11年4月から昨年3月までは朝の情報番組「ZIP!」の総合司会を務め〝朝の顔〟となり、同局の男性アナウンサーの中ではエース格の存在となっていた。

 毎年恒例の「好きな男性アナウンサーランキング」(オリコン調べ)では、12年から5年間1位に選ばれ、「殿堂入り」を果たしている。昨年春の改編で、元同局でフリーの福澤朗アナウンサーの後任として「バンキシャ」のMCに就任していた。

 番組の冒頭に桝アナは、「私は3月をもって日本テレビを退職し、大学の研究所員に転職することにいたしました」と報告。

 退社を決断するに至った理由を、「よりよい科学の伝え方についてもっと深く考えて、それを実践していくためにはどうすればよいか考えた結果、新年度からは同志社大学ハリス理化学研究所の助教としてサイエンスコミュニケーションと呼ばれる学問分野に取り組んでいきます」と説明。

 4月以降も同番組のMCは継続するそうで、「分かりやすく的確に科学を伝える方法を、番組を通して皆さんと一緒に考えて実践していくことをめざしたいと思っています」と意気込んだ。

 「さすがに、桝アナの代わりに同番組を任せられるほどの人材がおらず、ギャラを支払ってでも桝アナに続投をお願いするしかなかったのだろう。とはいえ、桝アナの退社はかなりの痛手になるはず」(放送担当記者)

 同局の男性アナウンサーでは、昨年の「好きな男性アナランキング」(同)で歴代最高年齢・50歳にして初の1位に輝いた藤井貴彦アナウンサーが抜群の安定感を誇っているが、トップ10入りしたのは藤井アナのみだった。

 「順当に行けば、桝アナよりも社歴が若いアナの中から、上層部がエース候補を指名し抜てきするはずだが、現状ではそれに足りるアナは見当たらないので、逆に誰が頭角を現すのかが注目される」(同)

 若手アナにとっては、大きなチャンスが到来したようだ。

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