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痛み悩みの相談室 スマホ肩こりは、なぜ起こる?

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提供:週刊実話

 現代社会において、スマホはもはやなくてはならないものになっていますが、同じ姿勢で長時間画面をのぞき込むため、「スマホ肩こり」に陥る人が急増しています。首のこりや、目の疲労、その他、体に起こる症状を総称して「スマートフォン症候群」ともいい、深刻な問題になっています。また、スマホを使う際は顔がうつむき、首が前に傾いて重い頭の重心線が体より前にずれています。この姿勢が長く続くと首まわりの筋肉が緊張して疲れ、周辺の血流や神経系にも悪い影響を及ぼしてしまいます。さらに、猫背の姿勢になり、腰痛の原因にもなります。

 スマホに限らず、今はじっとしている時間が増えています。デスクワークでは椅子に座ってパソコンに向かうことが多いと思いますが、同じ姿勢や動作を続けすぎると筋肉や関節に疲労や炎症が起きて痛みが生じます。疲労を起こすといわれる乳酸がたまったり、酸素や栄養の不足も同時に起こります。

 簡単なことですが、同じ姿勢を続けないようにすることが何より大事です。スマホやパソコンを連続して長時間使用するのを控えるのがベストです。1時間に1回程度、数10秒でよいので、首や肩を回したり、腰を伸ばしたりしましょう。緊張した筋肉や関節がほぐれて柔らかくなり、血行がよくなります。仕事がオフの時にはウオーキングや簡単な体操で筋肉をほぐして血行をよくし、気分転換するのも、さらなる予防につながります。

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監修/井尻慎一郎先生
井尻整形外科院長。医学博士。著書・監修書に『痛いところから分かる 骨・関節・神経の逆引診断事典』(創元社)、『筋肉のからくり 動かし方を変えるだけでコリと激痛が消える!』(宝島社)などがあるほか、論文、講演、テレビ出演などで活躍中。井尻整形外科HPはhttps://ijiri.jp

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