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“自民党ネット工作員”は果たして本当に存在するのか…

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提供:週刊実話

 まことしやかに囁かれる自民党を支える“ネット工作員”の存在。その真偽はさて置き、以前、自民党内には『Truth Team』(トゥルースチーム)略して「T2」と呼ばれるネット対策専門のスペシャルチームが存在した。

 「この『T2』という組織は、2013年の参議院選挙のために作られた組織で、表向きには選挙戦後に解散となりました。当時、NHKも自民党のネット対策として特集番組で取り上げており、党に対しての間違った認識の書き込みなどを、自動プログラムなども駆使して監視分析し、ツイッターやフェイスブック、匿名掲示板のようなサイトなどの情報も入念にチェックしていた様子が映像になっています」(政治ライター)

 自民党がなぜ、こんなチームを作ったのか。当時の広報によれば、
《ネット上に誤解に基づく情報があるならば、正確な情報を発信し修正する》
《なりすまし、違法な書き込みにも対応する》
 などと書かれていたが…。

 「《ネット上に誤解に基づく情報》とありましたが、あのモリカケ問題のように、もしも誤解でなかった場合はどうするのでしょう。その後に発信される正確な情報とやらも“不正確な情報”になる可能性があります。なりすましの独自判断もおかしいですね」(同・記者)

 基本的にネット上の書き込みは、司直の介入もなしに“強大な権力”を持つ政権与党が独断で分析し、判断してはならないはずだ。まず違法かどうか、なりすましかどうかを警察に連絡し、捜査結果を待つというのが筋だろう。

 日本では戦前『特別高等警察』略して「特高」という政権与党が自由に動かせる“全国規模の諜報組織”が実在した。彼らは与党に都合の悪い情報を流す反社会分子を恣意的に決めて逮捕し、広く言論弾圧を行い、逮捕された者は酷い拷問にかけられ、命を落とす者が数多くいたのだ。

 「表向き、T2は既に過去の話だとされますが、T2はかつての特高と同じニオいがしたのも事実です。何かのキッカケさえあれば、その姿を再び現すかもしれません」(同)

 恐ろしい話だ。

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