同局はフジテレビの系列局で、昨年おおみそかのSMAP解散にともない終了した「SMAP×SMAP(スマスマ)」を制作。また、フジの火曜午後9時のドラマを制作し、同枠は「カンテレ枠」と呼ばれている。今年1月クールに同枠で放送された「嘘の戦争」は、草なぎ剛がSMAP解散後、初の主演ドラマとして話題になるなど、SMAPとは縁が深かった。
各紙によると、会見では、同局の上期のスポンサーCM収入が、「スマスマ」放送中の前期比で1割減にあたる約8億5900万円の減益だったことが明かされたという。
今年1月に「スマスマ」の後番組としてスタートした「ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?(もしズレ)」の視聴率が苦戦。一部で、年内での放送終了が報じられているが、福井社長は同番組に言及し、「数字(視聴率)がついてきていない。(終了、リニューアル含め)検討している」として、今月下旬か12月初め頃には何らかの結論を出す意向であることを明かしたという。
また、一部で、元SMAPの稲垣吾郎が同局制作のフジ系ドラマへの起用が決まったと報じられたことについては、「どこでどういう報道がされたか存じあげませんが、そういう事実はございません」と明確に否定したというのだ。
「フジ以上に、SMAP解散の余波を受けてしまったのがカンテレ。『もしズレ』はやっつけでスタートさせた企画だけに、誰も視聴率が取れるとは思っていなかった。とりあえず、『スマスマ』のイメージはもう払拭できたはずなので、ジャニーズ事務所のタレントを起用した番組も“解禁”されそうだ」(芸能記者)
ちなみに、先日、AbemaTVで放送された特番が大成功を収めた元SMAPの稲垣、草なぎ、香取慎吾の起用について、福井社長は、「特に新しい企画は、私は(報告を)受けておりません」と話したとか。
3人の地上波出演は“ハードル”が高そうだ。