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auCM『太郎シリーズ』で異彩を放つ一寸法師役・前野の真の実力

 以前からauのCM『太郎シリーズ』の隠しキャラクターとしてその存在が注目されていた“一寸法師”。演じているのは個性派俳優として知られる前野朋哉(30)だ。
 「前野は、自ら主演を演じた監督作『脚の生えたおたまじゃくし』で、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010審査員特別賞&シネガーアワードの二つを受賞するんです。監督業をやる傍ら俳優としても活動し、映画『桐島、部活やめるってよ』『マッサン』(NHK)、『重版出来!』(TBS系)などに出演し、8月には映画『秘密 THE TOP SECRET』、9月には『エミアビのはじまりとはじまり』が公開を控えています。所属事務所も大きくない。本当に実力のみでのし上がってきた男ですよ」(芸能プロ関係者)

 ところが、この前野に対し、CM『太郎シリーズ』の熱狂的ファンらから大ブーイングが上がっている。
 「ネットなどを中心に『一寸、退場や』『あんた、誰?』『キモイの一言です』などと心ない中傷の言葉があちこちに躍っているんです」(広告代理店関係者)

 このCMシリーズは、イケメン俳優の松田翔太演じる桃太郎、桐谷健太演じる浦島太郎、人気では負けていない濱田岳演じる金太郎の“三太郎”が主役だ。
 「この3人に加え、有村架純のかぐや姫、菜々緒の乙姫、菅田将暉の鬼など脇役も美男美女。おまけに毎回コミカルな物語が展開し、独特な世界観からコアなファンの支持を得ていたんです」(CM事情通)

 その人気CMに突然、現れたのが一寸法師役を演じる前野だった。
 「彼はお世辞にもイケメンと呼ぶにはほど遠い顔立ちです。ただ、苦労人の前野のことはドラマや映画をかじったことがある人なら皆が知っている。顔は劣るも、演技力は他の誰にも負けないですね」(芸能関係者)

 そこで、気になるお金の話だが、何とも興味深い話を入手した。
 「auのCM出演料ですが、松田、桐谷、浜田らは1人3000万円オーバー。でも前野は脇役という設定のため、たったの30万円〜。なんでも本人は、映画の制作費の足しになれば、ということで出演したそうです」(同)

 実力でチャンスを掴んだ前野を応援せずにはいられない!

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