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W杯の影響がこんなところにも?初訪日のドイツ外相がまさかの「ハンパナイ」

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大迫勇也

 閉幕から早くも10日あまりが過ぎた2018ロシアW杯。ベスト16入りを果たした日本代表の戦いは各方面で話題を集めたが、その影響は意外なところにも及んでいたようだ。

 25日、日本を初めて訪問したドイツのハイコ・マース外務大臣。午前10時頃の到着以降、河野太郎外務大臣との会談や増上寺の訪問などのスケジュールをこなし、その後、政策研究大学院大学での講演に臨んだ。

 先の「平成30年7月豪雨」へのお見舞いから、講演をスタートさせたマース外相。その後は当然、政治・外交面について話が及ぶのかと思いきや、話題は先のロシアW杯へ。日本代表へ賛辞を述べた後、最後にマース外相が口にしたのが「ハンパナイ」という単語であった。

 高校時代の大迫勇也の活躍に、端を発したフレーズである「大迫半端ないって」。大会期間中に多くの日本国民に認知されたこの言葉は海をも超えたようで、マース外相も「大迫勇也選手のおかげで、私たちは新しい表現を覚えました」と述べている。

 もちろん、「ハンパナイ」以降のマース外相は、両国間の関係や世界情勢について至って真面目に講演を行っている。ただ、サッカーとはおおよそ無縁の場におけるこの発言は“まさか”であったようで、ネット上には「どこまでいくんだこのセリフ」、「おもしろい人だな」、「これがサッカー外交か」といった驚きの声が寄せられている。

 また、今回の講演について報じているNHKニュースの公式ツイッターは、発言部分を個別にピックアップした記事も公開している。既に全日程を終えて機上の人となっているマース外相だが、色々な意味で半端ない反響を呼ぶ初訪日となったようだ。

 ちなみに、マース外相による今回の講演全文及びに訪問中の足取りは、ドイツ大使館の公式ツイッターが「#マースでございマース」というユーモラスなハッシュタグの元、逐一ツイートを投稿してくれている。もし、「ハンパナイ」発言でマース外相に興味を持たれた方がいたら、そちらもチェックされてみてはいかがだろうか。

文 / 柴田雅人

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