大阪・小6女児誘拐事件 “神待ち少女”が狙われる監禁地獄

社会 週刊実話 2019年12月03日 22時03分

大阪・小6女児誘拐事件 “神待ち少女”が狙われる監禁地獄提供:週刊実話

 行方不明になっていた大阪市内の小学6年の女児(12)を誘拐し、栃木県小山市の自宅に“監禁”したとして職業不詳の伊藤仁士容疑者(35)が逮捕された。

 この女児は、11月17日に自宅から姿を消し、家族の届けを受けて公開捜査となっていた。事態が急転したのは23日午後1時半ごろ。大阪から約430キロ離れた栃木県小山市の交番に逃げ込んだところを警察官に保護されたのだ。

 冷たい雨が降りしきる中、靴も履かず、住宅街を3時間以上さまよい歩いて、ようやく交番を見つけた女児は、警察官にこう告げた。

「30歳ぐらいの男の家から逃げてきた。別の女の子も家にいる」

 捜査員が現場に急行。茨城県で行方不明になっていた15歳の少女と共に、自宅から出てきた伊藤容疑者の身柄を確保したのである。

「茨城の少女は、今年6月ごろから伊藤容疑者方で生活していた。大阪の女児は11月10日ごろにSNSを通じて知り合い、茨城の子の『しゃべり相手になってほしい』と頼まれ、誘い出された」(社会部記者)

 大阪の女児は、17日の午前中に自宅近くの公園で伊藤容疑者と待ち合わせ、在来線を乗り継いで、はるばる栃木まで連れ出された。

 さらに、最寄り駅から30分以上歩いて深夜に伊藤容疑者の自宅に着くと、靴とスマホを取り上げられ、監禁状態に置かれたのだ。

「2人の少女は、伊藤容疑者にSNSで家庭や学校の不満をこぼすうちに取り込まれたとみられています。こうしたケースで多いのは、最初は“優しい相談相手のお兄さん”を演じ、言葉巧みに自宅に連れ込むと、あらゆる脅し文句をならべ、精神的、物理的に逃げ出せない状況に追い込むパターンです。伊藤容疑者も、女児に銃弾のようなものを見せて脅していました」(同)

 思春期を迎え、家庭や学校に居づらさを覚えた少女たちが家出を考えたとき、ネットですがるのが“神”と呼ばれる男たちだ。

「経済的に自立ができない少女たちに衣食住を与える男のことを“神”と呼ぶのですが、見返りとしてわいせつ行為を強要し、殺人事件に発展したケースもあります。それにもかかわらず、ネット上には、こうした男と少女をつなぐ“神待ち掲示板”が乱立しています」(ネットライター)

 警察庁の統計では、2017年の未成年の行方不明者は約1万7600人。届けが出ないうちに、数日で帰宅する「プチ家出」を含めれば相当な件数に上る。

「幸いにも、今回の小6の女児は性的被害を受けていないようですが、長期間にわたって手錠などで監禁され、性奴隷のように扱われる子もいます」(同)

 子供にスマホを買い与える際に、アダルトなどの有害なサイトをブロックしただけで安心している親がほとんどだが、本当に怖いのはSNSなどで見ず知らずの人間と知り合うことだ。

「娘が家にいながら、ホストや風俗スカウト、ロリコンマニアがうようよいる夜の繁華街に、裸同然の格好でさらされていると思ったほうがいい」(同)

 最初は“神”を装っていた伊藤容疑者も、食事は1日1食、風呂は2日に1回程度という不自由な生活を少女たちに強いていた。

“恐怖の館”と化していた同容疑者の自宅は、周囲に雑木林や畑が点在する、のどかな住宅街の一角にある2階建ての一軒家だった。

「お父さんが交通事故で亡くなって、弟さんと妹さんが独立してからは、お母さんと2人で生活してましたよ。3年ぐらい前に、隣接する母屋に住むおばあちゃんが施設に入って、お母さんがそちらに住むことになってからは、1人で引きこもりに近い生活を送っていたみたい」(近所の女性)

 小、中学校では剣道に打ち込み、成績優秀な模範生だった伊藤容疑者。道場の代表も驚きを隠さない。

「子どもは、すぐに疲れて手を抜きがちだが、伊藤は全力で竹刀を振っていた。練習を休んだこともないし、真面目そのもの。女の子にちょっかいを出したりとかしたこともない」

 高校受験で志望校に落ちてからは塞ぎ込みがちになったというが、社会人になっても周囲の評価は悪くなかった。10年ほど前に、伊藤容疑者がアルバイトとして1年ほど勤務したという自動車学校の社長が言う。

「在校生の送迎や車両の点検などの業務を任せていたが、勤務態度もよく、正社員として採用したかったぐらいだ。うちは女子大生の生徒が多いんだけど、トラブルになったことも全くない。ゲームが好きで、『将来はゲームを作りたい』なんて話をしてた」

 北関東では、約40年前から女児の失踪、誘拐、殺害事件が相次ぎ、そのほとんどが未解決。今回の現場から40キロほどしか離れていない栃木県今市市(現日光市)でも’05年に小学1年生の女児殺害事件が発生。’14年に台湾出身の男が逮捕され、無期懲役が言い渡されている(上告中)が、女児の遺体からは、この男のDNA型が検出されておらず、冤罪の可能性も指摘されている。

「今回の事件でも、茨城の15歳の少女が残したメモの中に伊藤容疑者の電話番号があり、茨城県警の捜査員が任意で自宅を調べたが、少女がいる痕跡を見つけられず、引き下がっていた。北関東の県警は捜査能力が低いと言わざるを得ない」(警視庁OB)

 1人の少女失踪事件が、社会のあらゆる闇を照らし出す結果となった。

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