CLOSE
トップ > スポーツ > 直接会ったらパネマジだった? 巨人はカステヤーノスにだまされたのか

直接会ったらパネマジだった? 巨人はカステヤーノスにだまされたのか

 巨人が緊急獲得したアレックス・カステヤーノス外野手(28=前メッツ3A)が7月27日し、入団会見を行った。だが、このとき来日したカステヤーノスの姿を見て、違和感を覚えた関係者がいたという。
 「堤辰佳GMが明かした限りでは、7、8人をリストアップし、映像を見てカステヤーノスに決めた、と」(スポーツ紙記者)

 注目すべきは、この“映像を見て決めた”という点である。この評価の仕方は、いまや巨人にとって鬼門の方式になってしまっている。
 「映像は巨人が集めたものではなく、代理人が売り込む際に持ち込んだもの。活躍している場面を使って編集するのは当たり前で、巨人も7割引き程度だと考えて見ていましたが、映像が3年くらい前のものだったりと、雑な作りの映像だった」(ベテラン記者)

 そこで当初の違和感の正体が判明する。カステヤーノスに直接会ったあと、関係者は「映像よりも痩せていた」というのだ。先に来日したフランシスコはかなり太っていて、原監督を失望させた。今回はその逆だ。
 「映像よりもバットスイングが遅い。まだ動けるのは間違いないが、もっと躍動感のある選手だと思っていた」(関係者)

 代理人が持ち込む映像は、例えるならば風俗店の受付で見せられる写真と同じようなもの。2〜3年前に撮影したものから、どれくらい現在の能力と違うかを見抜くには、それなりの眼力が必要である。しかも、カステヤーノスは婚約者の出産に立ち会うため、8月中に一時帰国する予定だという。
 「セペダやアンダーソンにもチャンスがありますが、去年のようなハングリー精神も感じられません。カステヤーノスの帰国を待つのが最善策では」(前出スポーツ紙記者)

 カステヤーノスは実戦から約2週間以上離れていて、その後に巨人でお披露目となった。いまは試合出場を積み重ねていくなかで、実戦慣れや日本プロ野球の感覚を身につけなければならないときだ。それゆえに今回の帰国は痛い。しかも、こんな情報も飛び交っている。
 「カステヤーノスが本領発揮ならなかったのは実戦から遠ざかっていたからではありません。時差ボケもありました。『午前4時ごろに目が覚めてしまう』とか、『夕方に眠くなる』などと、こぼしていました。体質的に、適応能力の低いタイプのようです。彼が本領を発揮するまで待ってきたら、シーズンが終わってしまう」(前出関係者)

 カステヤーノスの帰国は5日間ほど。その間はカステヤーノスの一軍登録を外し、若手を登用する案も検討されたが、再登録には抹消から10日間がかかるため、最終的にはカステヤーノスを待つことになったそうだ。
 原監督は一塁と三塁も守れるカステヤーノスの球歴から、三塁手にカステヤーノス、一塁手に村田か阿部という体制を視野に入れていた。亀井が故障し、外野に空きが出たため、この案は実現しなかったが、巨人はカステヤーノスを起爆剤にして、混戦を抜け出したかったことに間違いはない。
 巨人はまたしても雑な判断で目論見を外したようだ。

スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ