鍬原拓也
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スポーツ 2022年03月09日 19時35分
巨人ドラ1・大勢に「とんでもない威力だ」驚きの声 先輩・鍬原のグローブを破壊? ソフトB戦前の練習動画が話題
巨人の球団公式YouTubeチャンネルが8日に投稿した動画に、プロ5年目・25歳の鍬原拓也が登場。ドラ1・22歳の大勢に対する発言がネット上で話題となっている。 今回の動画では大勢が8日のオープン戦・ソフトバンク戦前にランニングメニューやキャッチボールに取り組む模様に密着。大勢はキャッチボールで鍬原を相手に、距離を変えながら力強く球を投げ込んだ。 >>巨人・小林、2年後にDeNAへ移籍?「実現するわけない」反対意見も、元木ヘッド動揺の占い結果に驚きの声<< キャッチボール終了後、動画を撮影していたスタッフから「手大丈夫ですか?」と聞かれた鍬原は、「手は大丈夫です。うまいこと(グローブの)網で捕ってたので」と手の状態は問題ないと返答。 一方、「網の方が心配です。ここが緩んじゃったんで。分かりますかこれ、めっちゃ緩んでるんですよ」と、大勢の球を受ける中でグローブの網、いわゆる「ウェブ」のひもが伸びてしまったと明かした。なお、ウェブは捕球時の衝撃を和らげる役割を担う重要な箇所で、一般的に多少の衝撃ではひもは伸びにくいとされている。 「球えぐい。沖縄(キャンプ)からキャッチボールしてる(けど)、うまいこと球逃がさないと手やられるっす」と大勢は2月のキャンプから剛速球を投げていると語った鍬原。その後大勢に「めっちゃ(ひも)伸びたよ。だってほら」とひもの伸び具合を説明し、大勢から頭を下げながら「すいませんでした」と謝罪されたが、「全然いいよ。ナイスボール」と笑顔で返した。 この鍬原の発言を受け、ネット上には「受け手のグローブを破壊するってとんでもない威力だな」、「大勢は6日の試合で158キロ投げてたから、確かに捕り方次第では手痛めてもおかしくない」と驚きの声が挙がった。一方、「こうやって強い球受け続けてることも鍬原にいい影響を及ぼしてるんだろうか」、「『俺も負けずに強い球投げるぞ』って感じで大勢に刺激受けてる面もありそう」と鍬原の投球への影響を指摘するコメントも多数みられた。 「鍬原は2017年ドラフトで1位指名を受け巨人入りしましたが、翌2018〜2020年まで通算2勝とくすぶり、20年オフに育成契約に。その後2021年8月に支配下復帰するも、同年オフに再び育成に逆戻りしました。ただ、今年はここまで紅白戦、二軍戦を含め7試合連続無失点と好アピールが続いており、3月25日の開幕までに支配下に復帰する展開も十分あり得る状況です」(野球ライター) 「1回無失点・被安打0・2奪三振」と好投した8日の試合後、「ダメな時は四球で逃げちゃっているんですけど、今はバッターと勝負できているから打ち取れている」とストライクゾーンで勝負できていると語ったことが伝えられている鍬原。大勢から剛速球を受け続けていることも、強気の投球を継続できている一因になっていると推測しているファンも少なからずいるようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について読売ジャイアンツの公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCXxg0igSYUp0tqdd6luPEnQ
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スポーツ 2022年02月19日 11時00分
巨人、平内の炎上は“暗黒時代”到来の前触れか 翁田の今後にも悪影響? 球団が抱える根深い問題とは
15日に行われた練習試合・巨人対日本ハム戦。「5-8」で巨人が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ2年目・23歳の平内龍太の投球だった。 平内は「3-3」と両チーム同点の9回表に5番手として登板したが、先頭から連打を浴びるなどし1死一、二塁のピンチを招くと、水野達稀にタイムリー二塁打を打たれ勝ち越しを許す。さらに、その後も野村佑希、万波中正、杉谷拳士に3連打を浴び、「1回5失点・被安打6」と散々な内容に終わった。 敗戦につながった平内の投球を受け、ネット上には「完全な独り相撲で試合が壊れた」、「何しに出てきたんだってレベル」と批判が相次いだ。一方、「最近の巨人のドラ1投手はこんなのばっかだな」、「平内も含めて、今一つのドラ1投手が多いから嫌気がさしてくる」という厳しい声も多数みられた。 >>巨人・平内の投球に「何しに出てきたんだ」怒りの声 解説は岸田に「考えて」と苦言、敗戦を招いた大炎上が物議<< 巨人は2016~2020の5年間で、鍬原拓也(2017)、高橋優貴(2018)、堀田賢慎(2019)、平内(2020)と4名の投手をドラ1として指名している。ただ、現在一軍戦力となっているのは、昨季「27登板・11勝9敗・防御率3.39」と2ケタ勝利をクリアした高橋のみ。他3名は鍬原が通算2勝、堀田、平内が0勝とほとんど実績を残せていないため、「ドラ1なのに期待外れだ」と不満を募らせているファンも少なくないようだ。 「巨人が直近5年でドラ1指名した4投手ですが、平内は外れ1位、鍬原、高橋、堀田の3名は外れ外れ1位として指名されています。そのため、ファンの間では本来はドラ1レベルではない実力の投手を“高値づかみ”しているのではと、球団フロント・スカウトのドラフト戦略が疑問視されています。また、平内はドラフト年の春、鍬原、堀田はドラフト翌年の新人合同自主トレ中にそれぞれひじの故障に見舞われていますが、こうした不安要素を見抜けていない、適切な対策を取れていないことも苦戦の一因ではという指摘も散見されます」(野球ライター) こうした意見に加え、巨人はFAなどの補強に積極的な球団体質から、既存選手の出番が補強選手に奪われ育成が滞っている面もあるという見方もされている。今オフはFA補強は特に行っていないが、ドラ1投手らを大きく育てたいならこの路線をしばらく継続する必要もあるかもしれない。 なお、巨人は2021年ドラフトでは投手の翁田大勢(登録名は大勢)を1位指名しているが、翁田は同年春に右ひじ炎症、右ひじ疲労骨折と相次いで故障に見舞われていることから、指名当初は「最近のドラ1みたいに、翁田も入団直後から下降線を辿るのでは」と懐疑的な声が挙がっている。指名後の翁田は今年1月末に新型コロナに感染したものの、それ以外に目立ったアクシデントはないが、先輩ドラ1たちのせいで過小評価を受けている状況だ。 一般的にドラフトは1年先、5年先のチーム戦力を左右する最も大事な要素とされており、特にドラ1選手には次代の中心選手候補として大きな期待がかけられる。そのドラ1たちが苦戦続きの巨人はこのままなら暗黒時代が到来する可能性もあり得るため、既存ドラ1の育成・体調管理や新規ドラ1の人選については早急に策を打つ必要がありそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月25日 11時50分
巨人、鍬原の一軍昇格が決まったワケ 直近の登板は大炎上、今後の投球に阿部二軍監督の手腕が試される?
原辰徳監督と阿部慎之助二軍監督の「師弟愛」が試される。 広島カープに敗戦した後(6月24日)、宮本和知投手チームコーチがリモート取材に応じ、鍬原拓也投手の一軍昇格を伝えた。代わって、二軍降格となるのは同日、広島・菊池涼介にソロ本塁打を食らった古川侑利投手だという。 「いきなり、二軍降格となるほどひどいピッチングではなかったと思う」(スポーツ紙記者) 古川に対し、そんな声も聞かれた。しかし、驚いたのは“鍬原の早期昇格”の方だ。 鍬原は6月10日の練習試合(対DeNA)で先発登板のチャンスをもらったが、3回6失点と炎上した。この時点で鍬原をかばう首脳陣のコメントも多く聞かれたが、以後、一軍での実戦登板はない。 「二軍で調子の良い投手は他にもいますよ。たとえば、24日の二軍戦で先発し、7回無失点と結果を出したルーキーの太田龍(ドラフト2位)、23日にリリーフ登板して4回無失点で切り抜けた畠世周とか」(関係者) それでも、鍬原が選ばれた理由だが、「事前決定だったのでは?」と予想する声も聞かれた。キャンプ、オープン戦で長く巨人を見たプロ野球解説者がこう言う。 「原監督の鍬原に対する期待は、本当に大きかった。練習試合で打ち込まれましたが、首脳陣の評価はむしろ高かった」 勝敗は結果論。「微調整すれば、一軍で通用する」と、首脳陣は6失点した練習試合後に確信したそうだ。 「鍬原には先発ローテーション入りを争わせてきました。昨秋キャンプで原監督自らが助言し、サイドスローに転向させました。その後、試行錯誤を重ねて、少し腕の位置を高く戻した現在の投げ方に落ち着きました。変化球、制球力アップなど色々と課題を持って取り組んでいました」(前出・プロ野球解説者) 鍬原は2017年ドラフト会議で1位指名された。「プロ通算21試合登板、1勝」はドライチに相応しくない数値。原監督は昨年、その鍬原に2年先輩にあたる15年1位の桜井俊貴を一人前に育て上げた。「次は鍬原の番」という雰囲気も昨秋キャンプからあったが、こんな指摘も聞かれた。 「補強が巧く行かないので、鍬原をなんとかしなければという状況でした。鍬原の決め球はシンカー。でも、打者二巡目からシンカーを中心とした配球だと通用しなくなる。どの先発投手もそうですが、打者一巡目、二巡目で配球パターンを代えています」(前出・同) 鍬原にはシンカーを決め球にした配球しかなかった。サイドスロー転向が決まったのと同じ頃からだが、二軍の杉内俊哉投手コーチが「小さく曲がるスライダー」を教えている。そのスライダーが試合でも決まり出せば、配球、ピッチングの幅も広がるはず。鍬原は二軍でその小さく曲がるスライダーの精度を高めていたという。 「阿部二軍監督もブルペン入りして見守っていました。細かな指導は杉内コーチらに任せていましたが、捕手出身の阿部二軍監督が見て、『鍬原は大丈夫-という報告が原監督にされたようです』(前出・関係者) 阿部二軍監督が送り出す鍬原がどこまで通用するのか…。昨季の桜井のように中継ぎでスタートし、先発ローテーション入りすることが理想だ。鍬原が打ち込まれるようなことになれば、阿部二軍監督の報告が一軍で疑われることにもなりかねない。選手を育てることだけではなく、再調整も重大な二軍監督の仕事だ。阿部二軍監督とその周りを固めている“チーム阿部”のお手並み拝見である。(スポーツライター・飯山満)
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